ありふれた食べ物にこそ、時間とお金をかければ、感動を呼び起こす。
スーパーやコンビニにあふれている食べ物。
大量生産・大量消費の世の中では、その味については後回しにされてきた感があります。
いつも食べているものだからこそ、その本物の味を味わったときには強い感動を覚えることでしょう。
今回取り上げている食べ物とは、卵です。
え!卵ぉ・・・??
ありふれた食べ物であり、数百円出せば簡単に手に入る卵。
その味に感動したことがありますか??
うーん、まあこんなもんでしょ。
というのがほとんどの方の感想ではないかと思います。
しかし、そんないつも食べている卵だからからこそ、違いが一目瞭然でわかるのではないかと思います。
卵は実は日本全国、どこにでも養鶏場が存在していて、大体はそこで直売をしているので購入することができます。
ところが、そんな無数にある養鶏場の中には、とてつもないこだわりをもって生産に取り組んでいる養鶏場も数多くあるのです。
今回紹介している奈良県にあるリーフマウンテンエッグ、葉山養鶏場もそんな養鶏場の一つであり、かなりのこだわりをもって生産が行われているのです。
今回はこのリーフマウンテンエッグについて紹介していきたいと思います。
というわけで、今回のわきみちは、
奈良県に関する記事です。










リーフマウンテンエッグ(葉山養鶏場)
奈良県にある葉山養鶏場、リーフマウンテンエッグは、高品質な鶏卵を直売している養鶏場です。
養鶏場歴が55年、現在では約18000羽という多くの鶏を飼育しているため、リーフマウンテンエッグでは1日に15000個の卵の生産能力があります。
こちらただの養鶏場と侮ることなかれ。
養鶏場のすぐそばには、ログハウス風の直売所が併設されています。
こちらでは、高品質でその日の朝に採取された卵が、必要な数だけ直売価格で購入することができるのです。
取り扱われている卵は、『こだわり新鮮卵 葉山』。
1日につき、直売所では約2000個が販売されています。
また、こちらで買った卵パックをもっていけば、その分の値引きもしてもらえます。
さらに、ここではひね鶏の肉も購入することができます。
ひね鶏とは、卵を埋めなくなった親鳥の肉であり、普通であれば2か月ほどで出荷される鶏肉ですが、ひね鶏の場合は卵が取れる限りは養鶏場で飼育が行われます。
その期間、約2年以上なのです。
卵を産まなくなったメスの肉であるため、卵に回るはずだった栄養分が鶏肉にいきわたっているため、非常に肉の味が濃い肉になっているのです。
ただ、かなり身が噛み応えのある硬さになっているので、普通の鶏肉に慣れていると食べにくい肉なのですが、噛めば噛むほど鶏肉のうまみが出てくる肉であり、普通の鶏肉では出せない味わい深さがある肉なのです。
唐揚げや鶏ポン酢などにすると非常においしく味わうことができる肉なのです。
どうも、この養鶏場ででた廃鶏を、食肉加工場で加工してもらって、ここで販売しているようです。
リーフマウンテンエッグがその販売にこだわりをもっている点としては、なんと24時間営業の卵自販機があるのです。
こちらが卵自販機なのですが、直売所が閉まっているときでも、24時間高品質なリーフマウンテンエッグを購入できてしまうのです。
直売所の営業時間に合わせなくても、いつ訪れても卵を買うことができるというのはかなりのメリットではないかと思います。
では、そんなリーフマウンテンエッグはどのようなこだわりをもって作られている卵なのでしょうか。
そのこだわりは、直売所及び自販機コーナーで強く主張されています。
①産卵開始から100日~250日の若鳥の卵であること。
②鶏舎を開放してより自然に近い環境で飼育していること。
③普通の卵の⑮倍ものビタミンEを含有している卵であるため、老化やがん、動脈硬化などの予防に効果があります。
④普通の卵の2.5倍ものDHAを含んでいます。
⑤鳥の餌には海藻・大和茶葉粉末を添加。
⑥生臭さがなく、濃厚で甘みのある香ばしい卵の味。
⑦飼育には、奈良県香芝市の農場内を流れる自然の湧き水を使用。
⑧生産者の真心。
こういったこだわりをもって飼育された卵が美味しくないわけがありませんよね。
それでいて値段もお手ごろ価格(スーパーの卵よりは値は張りますよ。)で手に入るのです。
そんなリーフマウンテンエッグの卵は、直売だけではなく、有名レストランやホテルなどにも卸されています。
奈良県の品評会でも数々の賞を受賞しているリーフマウンテンエッグの卵。
ここを目的地に訪れる価値のある場所ではないでしょうか。
アクセス
西名阪自動車道の香芝ICで下車し、南に300mほどの民家の中にあります。
リーフマウンテンエッグ(葉山養鶏場)へ行ってみた
それでは、リーフマウンテンエッグ(葉山養鶏場)へと行ってみましょう

養鶏場であるので、どんな田舎の原風景が広がるのかなあ・・・と思うかもしれませんが、

こちらがリーフマウンテンエッグです。
けっこうおしゃれな外観ですよね。
ここが直売所になっており、この後ろには鶏舎が広がっています。
営業時間は9:30~12:00と、13:30~17:00。
日曜日は定休日になっています。
これ以外の時間帯は、この直売所と同じ敷地内にある自動販売機を利用することになります。

こちらが自動販売機コーナーです。
パック入りと、パックなしがあり、パックなしの方は数も値段もかなりお得な値段となっています。

非常にレトロな感じの自販機ですね。
お金を入れて、ボタンを押すとフタが開き、中の卵を取り出すことができるようになっています。
なお、小銭しか使えない機械もあるので、必ず小銭を持っていくようにしましょう。
両替機はありませんし、近隣のコンビニなどで両替・・・と思っても近くにないので困ってしまうことでしょう。
いかがだったでしょうか。
ちょっと足を運ぶだけで高品質でおいしい卵が食べられる。
日本にはこのようなこだわりをもった生産者が数多くいるのです。
そういった自分だけのお気に入りの生産所を探す旅、というのは、旅のきっかけに成りえる大きな理由になるかもしれませんよ。
