さあ・・・ここに手を出すのか!!?
百名城のレベルではないほどの高難易度収集癖をくすぐる日本の名所めぐり。
ダムめぐりを・・・。
全国600あるダムカードなのですが、日本国内に数多あるダムに訪れれるともらうことができるこのカード。
そのダムに向けて訪れるというか、どこかに行ったついでにその周辺にあるダムに訪れる、という方法の方がよいのではないでしょうか。
しかし、ダムカード巡りで気をつけなければいけないのは、曜日です。
日本各地のダムで働いている人々はほぼ公務員。
そのため、土・日・祝日は配布していないところがほとんどなのです。
・・・それってどうやって集めればいいのでは??
なお、今回紹介している
今回紹介しているダムは兵庫県にあり、鳥取県との県境近くにある『引原ダム』です。
残念ながら、訪れたのが事務所休館日だったのでダムカード入手は叶わずでしたが、引原ダムそのものについては紹介を行いたいと思います。
というわけで、今回のわきみちは、
兵庫に関する記事です。









引原ダム
引原ダムは、引原川上流にある兵庫県営のダムであり、すでに建造から50年以上の歴史をもつ歴史ある重力式のコンクリートダムです。
この引原川が一級河川揖保川となっていきます。
姫路から約60km北にあり、鳥取県の県境近くの中国山地の中にあります。
1941年から工事が開始され、戦争を挟んだことから工事中止にも一旦なりましたが、1953年から工事が再開され1957年に完成したこのダムは、この地域に根付いており、引原ダムによってできた人口湖である音水湖には、公園や湖畔の遊歩道。
湖にかかる趣ある橋など、人々の生活の憩いの場にもなっています。
サイクリングや遊歩道の散策など、人々が思い思いにそれぞれの時間を楽しんでいます。
音水湖には、全国でも有数の1000m級のカヌーコースが常設されており、カヌーを楽しむことができたり、ブラックバス釣りの名所であったりするなど、ダムとそれに伴ってできた湖であることで出来上がったスポットになっているのです。
50年以上の歴史をもつことから、四季の変化を楽しむことができる散策路ともなっています。
春には桜が、秋には紅葉が美しく、四季の美しさを求めて訪れる人が止まない名所ともなっています。
引原ダムの役割は、私たちの生活にとって大切なことを担っています。
その一つが治水であり、水害を防ぐための洪水調整があります。
大雨や洪水などによって下流に一気に水が流れないように調節しています。
実際に、巨大な台風の被害から下流域を守った実績も持っています。
次に、水力発電です。
音水湖から100m以上の高低差を利用して、原発電所にて発電を行っています。
水力発電としては、ここだけでダムのある宍粟市の半分にあたる6500世帯分の電力を賄うことができるようになっています。
また、利水用としては灌漑用用水としての役割も持っています。
長い日照りなどによって川の水量が少なくなった時には、計画的にダムから放流し、農作業や自然環境の保全に役立っています。
また、工業用水としても使われており、ダムからの水が西播磨地域の工業用水として、工場内の冷却水や洗浄水として利用されています。
引原ダムでは月に一回、点検放流する様子を観光放流として実施しています。
放流の予定をチェックしてから、引原ダムにまで訪れてみてはいかがでしょうか。
引原ダムの周辺には、ダムが建設されたときの建造物が残されている場所があり、そういった残された建造物を求めて散策することも楽しめる場所となっています。
アクセス
兵庫県宍粟市波賀町日ノ原176にあります。
引原ダムに行ってみた
それでは、引原ダムに行ってみましょう。


かつて使われていた、老朽化したバルブの展示がありました。
現在はジェットフローゲートなるものが利用されているそうです。

引原ダムにやってきました。
周辺の案内図があります。
散策路や公園、カヌー場など楽しめるところが盛りだくさんであることがここからもわかります。

こちらが引原ダムで、奥に見えるのが音水湖です。
さすがに年季の入っているダムです。


こちらすぐそばにある事務所からの光景です。

ダムの上を歩いてみましょう。

右サイドにはダム湖である音水湖があります。

左サイドが川へ放流する側になります。

びっくりする高さです。
大迫力の光景ですね。
いかがだったでしょうか。
日本各地にとにかくたくさんあるダム。
政治的な関係で造られたものも多いダムですが、昨今ではこのダム観光が人気の観光スポットになっているらしいのです。
とくに、大迫力の水の放流は、その時間を見計らって多くの人が集まるほどらしいのです。
探してみると意外と身近にたくさんあるダム。
一度その様子を見に行ってみてはいかがでしょうか。