864【旅ノウハウ】くまモンは実在しない!w熊の恐ろしさをまざまざと伝えるマンガ『クマ撃ちの女』

旅のノウハウ(Travel)
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『熊を駆除するなんてかわいそうじゃないか!!』
といったクレームがあったというようなニュースが一時期テレビで流れていましたよね。
くま〇ンを見てごらん!あんなに可愛い動物を駆除するなんて!!

・・・
正気ですか??

本物の野生の熊は、明らかに人間にとって害獣です。
しかも、その恐ろしさ・・・、わかっていますか??

人間が熊によって襲われ、食い殺される熊害(ゆうがい)は、世界各国で起きていることなのです。
食料が乏しく、人間の味を覚えてしまった熊は、人間を襲い続ける。
その足の速さ。
その力の強さ。
それに人間が抗うことはできないのです。
その恐ろしさを、リアリティをもって伝えてくれている漫画作品があります。
その作品を、『クマ撃ちの女』といいます。

この作品を目にした後は、クマの存在が非常に怖くてたまらなくなってしまうことは間違いないでしょう。
とある一人の女性が、クマ撃ちに挑む。
その姿をマンガとは思えないほどの臨場感をもって書き表されているのです。
なかなか私たちが現実感を持てないけれど、実は日本に住んでいる限り身近に起こりうること。
そんな、熊のリアルを伝えてくれるこの漫画を今回は紹介していきたいと思います。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 日本最強の野生生物エゾヒグマを追い続ける一人の女性を描いた注目作、『クマ撃ちの女』を読んでみよう。

クマ撃ちの女

クマ撃ちの女とは、因縁ある熊の狩猟に挑む一人の女性を主人公にした、命がけの狩猟の様子を取りあげている漫画です。

主人公である小坂チアキは、北海道の地で猟銃で狩りを行うアラサー女子です。
その狙いとは、エゾヒグマ
日本の野生動物の中で最強ともいわれる動物を追い続けている主人公。
彼女がエゾヒグマを追い求める姿は、どこか憑りつかれたかのような狂気じみたものがあります。

そんな小坂チアキとともにもう一人の主人公であるのがフリーライターの伊藤カズキ
軽い気持ちで取材を申し込んだカズキではあったが、チアキのエゾヒグマへの強い執着心を目の当たりにし、その姿にどんどん興味がわいていきます。
チアキは熊を追い求めるものの、実際に熊を仕留めたのはわずか。
しかし、徐々に腕を上げ、相棒も携えたチアキは、何度も何度も山に入り熊を追い求めます。

彼女をそこまで突き動かしているものは、かつてエゾヒグマによって姉と共に襲われた事件がきっかけです。
姉は脚を奪われる大惨事となったこの事件。
この時に自分たちを襲ったエゾヒグマ。
チアキはこのときの熊を追い続けていたのです。

この漫画の面白い所は、なかなか知りえない実際の狩猟の知識が、漫画を読みながら得られるところ。
猟で使われる猟銃などのことや、狩猟に向かう装備や心構え。
そして、実際の動物の習性の数々等、これまで接したことがなかったような野生動物のリアルがそこにはあるのです。
それもそのはず、作者自身による綿密な狩猟現場の取材があってこそなのです。
そのため、この漫画はの中では、熊たちも恐怖をあおるような演出で登場するわけではありません。
北海道の広い大地の中で、そこに生きている一つの動物として登場します。
だからこそ、そこには強烈なリアリティがあり、自然だからこそ出せる迫力や恐ろしさが表現されているのです。
この漫画を読むと、熊というものの見方が大きく変わることは間違いないでしょう。
少なくとも、熊がかわいそうだ・・・、とは安易に言えなくなります。

物語の中ではチアキは何度もエゾヒグマと対峙します。
撃ち損じれば自分がやられる。
そういった恐怖と紙一重な状況を経験し、大きなけがも経験するなど、危険な場面も多く登場しますが、一つ一つの出来事がチアキの狩猟の腕を押し上げていきます。

そして、熊だけではなく、シカや鳥もターゲットになるのが狩猟です。
とらえられた野生動物たちはジビエとして利用されます。
マンガの中でも野生動物の解体についても描かれており、ジビエに関する実際についても漫画を通して知ることができてしまうのです。

実際の猟師の間でも非常に表岸が高いというこの漫画。
日本に住んでいる限りは、一度は目を通してもいい漫画かもしれませんね。

いかがだったでしょうか。
昨今は様々なジャンルの漫画が世にあふれていますが、なかなかお目にかかれない狩猟というジャンルのこの漫画。
そして、あふれるリアリティー溢れる狩猟のシーンと共にあるこの漫画は、自然に生きる動物たちのリアルを見せつけてくれているかのようです。
実際、もっとも日本でも熊が発生する北海道。
ショッキングなシーンも数多く登場するこの漫画ですが、熊の出没が懸念されるような場所に行く前には、一度は見ておいた方がいいかもしれない一冊ですね。