877【ウズベキスタン紀行】みんな大好きなナン・・・なのか?何かが違う『ウズベキスタンのナン』

食巡り(Food/Makanan)
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インドからやってきたナン
カレーと共に食べると驚くほど食が進みますよね。
インド料理レストランなどに行くと、チーズナンやガーリックナンなど、何を食べるためだけに訪れているといっても過言ではないほど、味わい深いナンがあります。
スーパーでも必ずと言っていいほど見かけることができるようになったナンですが、必ずしもナンはインドだけのものというわけではないのです。

今回紹介しているのは中央アジアのウズベキスタンのナンです。
しかし、ウズベキスタンのナン。
“ナン”か違うのです。

私たちのイメージのナン。
比較的薄生地で作られており、手で簡単にほぐれる、瓢箪のような独特の形をしたナン。
しかし、ウズベキスタンのナンは、イメージしている形と全く違うのです。
これってナンなの?
ただのパンではないのか??
今回はそんなウズベキスタンのナンについて紹介していきたいと思います。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • ナンはナンでも”ナン”か違うウズベキスタンのナン。これに挑むには相当なアゴの力が必要なのです。

ウズベキスタンの食に関する記事です。

584【ウズベキスタン紀行】乾燥地帯にある伝統的な料理とはどのようなものか!!?『ウズベキスタン料理』
ウズベキスタンと聞いて料理が思いつきますか?詳しい方であれば、ウズベキスタンの名物丸い形の強烈に硬いナンを思い浮かべるかもしれません。ところが、それ以外となると????、となるのではないでしょうか。

ウズベキスタンのナン

ウズベキスタンの主食はというと、なんといってもナンです。
一般的に皆さんが想像するナンというとこれでしょうか。

インド料理店で出てくる何といえばまさしくこれではないでしょうか。

インドのカレーと共に食べるナンは、もはや日本でもどこでも手に入るほど一般的になったものです。
インドのナンは、生地にヨーグルトを練りこみ、タンドールという壺のような窯の内壁に張り付けて焼き上げます。
ふんわりと薄く仕上げられたナンは、日本のカレーよりもサラサラなインドのカレーを食べる時にもぴったりであり、とにかくカレーによく合います。

ところで、ウズベキスタンでも主食がナンなのか。
インドと同じだねー、
・・・と思うかもしれませんが、ウズベキスタンのナンは、インドのものとは全く違っています。

どうでしょうか?
ナンというよりかは、完全にパンですよね。
全く薄くないし、形がそもそも違いますよね。
大きく丸く、5㎝ほどの厚みがあり、中心がくぼんだ形になっています。
そして何といっても大きな特徴の一つがとにかく硬いことこと。
そのままかぶりつこうにも、歯やアゴがやられてしまうでしょう。
特に冷めたときの硬さはとてつもない硬さになってしまいます。
しかし、中身は小麦がぎっしりとしていて、食感ももっちりとしており、それだけで食べ応えがあります。
食事の際にはこれを切り分けて食卓に出されます。
ナンの中心にあるくぼみにバターを入れて溶かし、少しずつちぎりながら食べていきます。
もしくは、汁物と一緒に食べるのがおすすめの食べ方なのだそうです。

バザールなどに行くと名物のナンが山積みになったナン屋さんがたくさん立ち並んで慰安す。
同じナンでも、カラフルに装飾されたナンもあるなど、いろいろと種類を見てみるだけでも面白いかもしれませんね。
ウズベキスタンの各地域ごとにそれぞれ形や見た目が違うナンがあり、その中でも歴史の中心地であるサマルカンドのナンが一番おいしいといわれています。

ウズベキスタンの各地域でもナンには特徴があるらしく、場所によってはここまで硬くはなく柔らかいナンもあったりするそうなのです。
特に観光客に向けたホテルやレストランなどでは、観光客用に柔らかいナンを提供するところもかなり増えてきているのだそうです。
そのため、伝統的なナンを食べたいのであれば、地元の人が訪れるような食堂などに行ってみると、この伝統的な味にありつけることが多いのではないでしょうか。

ウズベキスタンだけではなく、中央アジアのカザフスタンやトルクメニスタン、タジキスタンやキルギスなどでもナンは常食となっています。

ちなみにこちらはウズベキスタンの一般家庭の食事の様子です。
このように切り分けられたナンが必ず付いてきます。
大体の場合は冷めた難が出てくることが多いのでその硬さは覚悟しておきましょう。
上の写真にもあるような汁物の料理と一緒に食べると、非常に食べやすくなります。

いかがだったでしょうか。
ナンはナンでも世界にはまだまだ様々な食べ物があるものですね。
日本ではなかなかここまで歯ごたえのあるナンは普及しないかなあと思いますので、やはり中央アジアのナンを味わいたければ中央アジアへぜひ行ってもらいたいですね。
ウズベキスタン各地のナンの食べ比べの旅とかも面白そうですね。
ウズベキスタン以外でもナンが常食ということでもあるので、国ごとのナンの食べ比べも新たな発見が多々あることでしょう。

お土産としても買って帰る人が多いウズベキスタンのナン。
世界の珍しい味を日本で紹介してみてもいいかもですね。