899【食巡り】いろいろな種類が見えるようになってきたからこそ、改めて見てみよう『世界のカレー』

食巡り(Food/Makanan)
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カレーって何でしょうか?
おそらくほとんどの人がカレーライスを思い浮かべたことではないかと思います。
しかし、世界でカレーと聞いてみると、果たして私たちがイメージしたものと同じものを思い浮かべているのでしょうか?
おそらくそれぞれの地域や人種によって思い浮かべるカレーは違うのではないかと思います。
それほどカレーというものが世界中でいろいろな展開をしているわけですよね。

日本でも近年にわかにスパイスカレーなるものがブームをおこしています。
これまでのカレーのように市販のカレールーを用いて作るカレーではなく、それぞれの店が独自のスパイスの配合をして、自分たちだけの味を作り上げるスパイスカレー。
ようやく日本も、”カレー”の第一歩を歩み始めたのかもしれません。

今回は、世界のカレーにはどのようなものがあるのかについて紹介していきたいと思います。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • カレーライスだけじゃない。というか、そもそも”カレー”自体に型はない。フリーダムなカレーの世界を見てみよう。

世界のカレー

カレーとは日本ではねっとりとしたカレールーをご飯にかけた、カレーライスを思い浮かべることでしょう。
しかし、カレーとは本来この料理単体を表しているものではありません。
本来はインドからやってきたこの料理。
インド本国でカレーとは、様々なスパイスを調合し、食材に味付けをするインドでの独自の調理法を施した料理のことを言います。
そのため、インドではこの調理法で作られた料理全てがカレーとなるわけです。
カレーの奥深さが感じられるエピソードですね。

そんなインド発祥のカレーの味をイギリスで再現しようとして、万人受けするスパイスを調合して製品化したものがカレー粉であり、そのカレー粉が遠く日本にまで伝わりました。
そのために、日本でカレーというと、このヨーロッパから伝わったカレー粉で作られたカレーライス、という料理単体を表すことになったのですね。
それが近年になり、スパイスを扱うお店も増えてきていますね。
スパイスを独自に調合し、オリジナルの味を生み出して提供する。
スパイスカレーという新たなジャンルを口にすることも増えてきたのではないでしょうか。
ようやく本場インドのスパイスの世界に一歩踏み出したのかもしれませんね。
では、そんなカレーという食べ物なのですが、世界にはどのようなカレーがあるのでしょうか。

インド

まずは本場のインドですね。
前述のように、スパイスを調合して作られた法理法の料理がカレーというように、インドではあらゆる食べ物全てがカレーなのです。
特にスパイスを使った煮込み料理がカレーと呼ばれますが、本来はそのような呼称ではありませんでした。
それぞれの料理に対して名前はあったのですが、かつてインドを治めていたイギリスが、インドの料理をカレーとして世界に広めたこともあって、対外的にはインドではこれらの料理全てをカレーと称しています。

そのため、俗に言うカレーライス、に似たようなものもあるわけですが、多種多様なカレーが存在しているのがインドのカレーです。

一般的にインドで食べるカレーは、大きなプレートに小さなボウルに入ったいくつかのカレーが並べられ、ご飯かナンかを選べるようになっています。

スリランカ

インドのすぐ南のスリランカでもカレーはあります。
インドと異なる点としては、島国であるスリランカでは、ベースの味に海産物が用いられることがあります。
新鮮な海産物を具や出汁として使い、それらを多種多様なスパイスを使うことによってカレーとして仕上げていきます。

この海産物を使ったカレーというものは、日本人にもなじみがある味わいにできることもあり、初めて食べても口に合う人が多いかもしれません。

タイ

次にカレーと聞いて思い出すのはタイではないでしょうか。
タイもインドに負けず劣らず、様々なスパイスやハーブを用いた料理が特徴。
こちらでも、様々なスパイスを多用して造られる料理ということでカレーという呼び方が使われます。

グリーンカレー
レッドカレー
イエローカレー

これらは有名ですよね。
最近ではこれらに加えて、

マッサマンカレー
プーパッポンカレー

など、様々なタイカレーを口にできるようになってきました。

タイカレーはインドカレーとは違って、乾燥したスパイスではなく、生のままのスパイスやハーブを使って作られることが特徴です。
そのため、インドのそれとは味や風味が異なります。
また、ココナッツミルクをベースに使うことが多いことも特徴の一つかもしれませんね。

東南アジア

タイ以外にも多くの国でカレーはあります。

ベトナム、ミャンマー、インドネシア、カンボジア、ラオス

などなどの国々ではそれぞれの国独自のカレーというものを見かけることができます。

ヨーロッパ

ヨーロッパには、かつてインドを治めていたイギリスが、このスパイスによって調理をしていくカレーというものが持ち帰られました。
イギリスでは、インドのスパイスを用いて、一般的に人々がカレーを作ることができるカレー粉が開発されました。
イギリスで発展したこのカレー粉がヨーロッパに広がり、そして日本にも持ち込まれたのです。

日本

日本には、イギリスで作られたカレー粉が持ち込まれたことによってカレーが広がりました。
日本の米に対しては、カレー粉に小麦粉と油脂が入って作られたねっとりとしたカレーがぴったりでした。
そこで日本ではカレー粉がカレールーへと発展し、様々な派生料理が作られるようになりました。

カレーライス
カレーパン
カレーうどん
スープカレー
スパイスカレー

と。
日本ならではのカレーが盛りだくさんに作られたわけですね。

いかがだったでしょうか。
ところかわればカレーも変わる。
しかし、これだけ世界的に広まっているということは、スパイスを使う料理に様々な可能性揚がるということですよね。
一言にカレーと言っても、様々なスパイスの味付けが出てきた日本国内。
これから、日本でも本来の”カレー”が、その姿を現していくことなのでしょうね。