914【雑記】アルファベットは使っているものの、れっきとした日本語です『ローマ字』

雑記
この記事は約4分で読めます。

日本語は、ひらがな・カタカナ・漢字と、表記方法が非常に多い言葉ですね。
日本語を母語としない人々にとっては、その言葉を覚えるだけでも非常に大変な言語であるというのは聞いたことがあります。

その日本語を表記する文字の中に、一つ不思議な表記方法があります。
それはローマ字です。
ローマ?イタリア??
考えたことありませんか??

ローマ字とは、日本語の読みをアルファベットで表記する方法。
それがなぜローマなのでしょうか。
また、ヘボン式や訓令式などの種類があることや、名前や地名などを書くときに英語とは若干表記が違うことがあることも。
普段何気なく使っているものの、そこまで深く考えたことはありましたでしょうか。

今回はそんなローマ字についていろいろと調べてみることにしました。

(※ローマ字学習の内容ではありませんのでローマ字について勉強を始めるきっかけ程度の意識で読んでいただければと思います。)

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 英語じゃないよ、日本語だよ。アルファベットが読めるなら日本語が発音できる!?そんな世界的なツールであるローマ字とは何なのでしょうか。

ローマ字

ローマ字は、日本語を表記するための文字の一つです。
アルファベットを用いて日本語を表記するわけですが、なぜ”ローマ”字なのでしょうか。
イタリアが関係あったでしょうか??

そんな不思議な名前をもつローマ字ですが、これは古代ローマ帝国で用いられていたラテン文字に由来しています。
そのラテン文字から派生して、私たちが現代使っているラテン・アルファベットへとつながっていきます。
このラテン・アルファベットが別名ではローマン・アルファベットと呼ばれます。
ローマ字とはここからきているわけです。
そのため、イタリアのローマに行って通じる言葉、というわけではないのですね。

では、ひらがな・カタカナ・漢字と、数多くの表記方法がある日本にあって、なぜローマ字が設けられているのでしょうか。
それは、日本語は読めないけれど、アルファベットが読める人とたちが、ローマ字を読むことで仮名の音を発生できるようにするためのものなのです。
名前や駅名、地名などの単語や語句を表現する際によく使われています。
海外からの渡航者向けには必要不可欠な表記方法なのですよね。

そんなローマ字なのですが、表記が曖昧な部分がありますよね。
その代表格がヘボン式と訓令式という複数の表記方法です。
ヘボン式とは『し』がsiではなくshiと書いたりするような表記方法です。
なぜこのような書き方をするのかとうことですが、英語・ラテン語の発音そのものへの準拠を重視している表記方法なのです。
19世紀中ごろにアメリカ人医師であったヘボン氏によって考えられたことからこの名前がついています。
英語の発音に準拠した言葉であることから、外国人に対して用いられる場合に向いている表記方法なのです。

そしてもう一つが訓令式です。
こちらは20世紀中ごろに内閣訓令において公的な表記方法として定められた表記方法です。
日本式のローマ字表記方法であり、日本語をアルファベットで書き表すことに重きを置いた表記方法です。
そのため、英語の発音と似ていることを重視しているわけではないため、そのまま読んでも若干本来のアクセントと異なるように聞こえてしまうかもしれません。
その点では、発音を重視して作られたヘボン式とは大きく異なる点です。
その代わり、ルールが単調であるため、覚えやすく、書きやすいという利点もあります。

このように大きく2つの表記方法が併用されていることがローマ字の大きな特徴でもありますよね。
また、伸ばす音の書き表し方や、拗音と呼ばれる”ゃ””ゅ””ょ”の付くような言葉でも何通りかの書き方があったりすることです。
このように複数の表記方法があるローマ字なのですが、一般的には最終的に個々の判断によって書き表されることが多くなっています。
その理由としては、ローマ字から元の日本語が分かればよい、という立ち位置にあるのがローマ字であるという認識からなのだそうです。
しかし、その割には、パスポートなどの公的なものを発行するときにはローマ字の表記ルールがあるので、自分勝手に決めることはできないようです。

いかがだったでしょうか。
このように日本語を書き表す一つの方法として存在しているローマ字。
そのローマ字がもたらした恩恵の一つとしては、パソコンがあるのではないでしょうか。
パソコンには日本語キーボードと英語キーボードとがあります。
日本語打ちだけしかできない人は別として、ローマ字内を覚えておけば、世界のほとんどのパソコンは利用することができます。
日本語の印字がなくても、ローマ字内でできてしまうわけですね。
世界で日本語を使える方法のローマ字。
なかなか偉大な発明だとは思いませんか?