915【北海道紀行】「叫びの像」「別海北方展望塔」も隣接する道の駅へ行ってみよう『道の駅 おだいとう』

北海道(Hokkaido)
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今回は道東にある道の駅についてです。
いずれは北海道と切り離されてしまうのではないかと言われている、ラムサール条約にも登録されている(砂嘴)である野付半島
この野付半島を会場奉公4km先に臨むの野付郡にある道の駅。
その道の駅を『道の駅 おだいとう』といいます。
非常にこじんまりとした、不思議な形の道の駅なのですが、この道の駅にある建物は、別海北方展望塔と呼ばれています。
その名の通り海の向こうを眺める展望塔となっているわけです。

では、一体何を展望する場所なのか。
それはこの辺りをドライブしているとよくわかると思いますが、海の向こうに広がる国後島をはじめとした北方領土を見渡すことができるのです。
北方領土にまつわるモニュメントもあるこの道の駅。
果たして、どのような見どころのある道の駅なのでしょうか。

今回は、この道東にある道の駅、『道の駅 おだいとう』について紹介していきたいと思います。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 果てしなく広がる北海道の大自然。それらを眼前にしながら、道の駅グルメも楽しんでみよう。

これまでの道東の記事です。

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道の駅 おだいとう

道の駅 おだいとうは、道東は国道244号線沿いにある道の駅です。
元々は道の駅として造られたものではなったため、施設の規模としてはこじんまりとしており、気付かずに素通りしてしまうこともありそうな道の駅となっています。
ラムサール条約にも登録されている砂嘴(さし)である野付半島のすぐそばにあり、秋から春の時期にかけて白鳥が飛来する白鳥台にも隣接する道の駅です。
周辺にある野付半島は、日本最大の砂嘴(さし)であり、ラムサール条約にも登録されている湿地です。
しかし、近年、砂嘴が徐々に崩れていっており、いずれ北海道とは切り離されて、半島ではなくなってしまうのではないかと危惧されています。

もちろんこの道の駅 おだいとうは道の駅であるため、24時間利用可能なトイレや駐車場、電気自動車用の急速充電器などが完備されています。
また、昼の時間帯はレストラン「四角い太陽」も営業されており、周辺に何も見当たらないこの場所にあって、休憩などに役に立つ道の駅となっています。
レストランは1階にありますが、地元名産のホタテを使った名物料理が数多く提供されています。
四角い太陽というのが不思議な名前ですが、実際い条件が合えばこの場所から四角く光る太陽が見られるスポットなのだそうです。

夏の期間には、牛乳「べつかいの牛乳屋さん」を使ったミルク味のソフトクリームを、素晴らしい展望と共に楽しむことができるようになっています。

この道の駅 おだいとうのある場所の特徴としては、海の方向に北方領土を望むことができる立地にあるということです。
北東方向に40kmほどの場所に国後島があり、その北方領土にちなんだものがこの道の駅にはあるのです。
例えば館内の2階には、北方領土に関する展示が行われています。
ここでは、北方領土の歴史や、これまでに行われてきた返還に向けた活動などを、映像や展示パネルで時代を追って見ていくことができます。

また、この道の駅の建物は、別海北方展望塔と呼ばれ、3階に上がると設置されている望遠鏡で、眼下に広がる野付半島と、遠方にある国後島とを眺めることができるようになっています。

北方領土返還にちなんで敷地内には、北方領土返還を願って寄贈された像、叫びの像が設置されています。
この像は、一人の老女が息子と孫を両脇に従えて、世代が変わり何台かかったとしても北方領土を取り戻すという強い黄身地を表しています。
像が見つめる先には、北方領土を表している15もある4本のポールが経っており、そのポールと像の間は、野付半島から国後島までの距離が16kmであることから、16mで設計されています。

アクセス

根室駅から北西に120kmほどの場所にあります。

道の駅 おだいとうへ行ってみた

それでは、道の駅 おだいとうに行ってみましょう。

こちらが道の駅 おだいとうです。
別名、別海北方展望塔と呼ばれる建物です。
3階建てとなっており1階にレストラン四角い太陽。
2階に北方領土に関する展示フロア。
3階には展望フロアがあります。

別海北方展望塔から外に出ると、一つの像が立っており、これが叫びの像と呼ばれる像です。

祖母とその息子、そして孫が北方領土の方向に向かって叫んでいる様子が表されています。

像が見つめる先には4本のポールが。
この4本のポールは、北方領土を表しているポールなのです。

この日は天気があまり良くなかったため、北方領土までを見ることはできませんでしたが、天気の良い日にははるか遠くに国後島が見えるのだそうです。

いかがだったでしょうか。
この道の駅 おだいとうのあるエリアは、周辺にある施設などは非常に限られているため、ドライブ途中で突如現れるこの道の駅は、何よりもドライバーたちにとってのオアシスのようなものでしょうか。
そのため、夜などになると、ここの駐車場で車中泊をしている人もちらほらいるようです。
この地域を見ていると、改めて北方領土の問題がまだまだ未解決で、その返還に向けて多くの人々が取り組んでいることがよくわかります。
自然を堪能しながら、未来に向けた歴史も学ぶことができる道の駅 おだいとう。
なかなかアクセスが難しい場所にありますが、道東めぐりの時には立ち寄ってもよい道の駅ですね。