日本国内にも数多くの世界遺産があります。
圧倒的に世界文化遺産が多い中で5つの死銭さんがあります。
日本で初めて登録された世界自然遺産である屋久島、そして白神山地。
近年登録されたものとしては小笠原諸島及び、奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島がありますね。
日本国内で3番目に世界自然遺産に登録された場所とはどこでしょうか。
それこそ、北海道は道東にある知床なのです。
自然環境の厳しい北海道の中にあっても、特に厳しい環境にあるこの知床。
ここには、数多くの樹木の原生林や、野生動物が生息しています。
特に世界でも最も野生のヒグマが生息している場所でもあるので、人が簡単に足を踏み入れることができない場所ともなっています。
この知床の中心を横断する道路が知床横断道路であり、その最も高いところに知床峠があります。
世界遺産知床を一望できる場所にある知床峠。
ここからはどのような光景が広がっているのでしょうか。
世界遺産の知床を横断する知床横断道路にある広大な美しい景色を眺めることができる知床峠に行ってみましょう。
というわけで、今回のわきみちは、
これまでの道東の記事です。














知床峠
知床峠は、北海道の道東にある知床半島を横切る知床横断道路の標高738m部にあり、羅臼町と斜里町との境界ともなっています。
駐車場やトイレも完備されており、一度に60台以上の乗用車を停めることができるため、いつも峠からの展望を求める人々で溢れています。
知床といえば、日本を代表する世界自然遺産。
人の手が入っていない見渡す限りの原生林や、数多くの野生動物が住む場所となっています。
運が良ければ知床に生息する野生動物に出会えるかもしれません。
さあに、世界有数のヒグマの棲息地であるため、その知床半島を横断する知床横断道路にはヒグマが出没することも多々あります。
また、広大な羅臼岳やハイマツの樹海、様々な樹木の原生林など、ここでしか見ることができない手つかずの自然が訪れる人を迎えてくれます。
そんな知床横断道路の頂上にある知床峠は、季節によって移り替わる知床の大自然を眺めることができる大人気のドライブコースです。
春には雪が残り、秋にはそびえる羅臼岳の紅葉が彩り、さらには海の先にある北方領土の国後島も天気が良い日には見えるのだそうです。
ただし、知床というと、自然環境が厳しい北海道にあって、その中でも特に厳しい自然が襲い掛かってくる地域。
この知床横断道路も、数mも降り積もる降雪やそれに伴った雪崩やがけ崩れなどの恐れがあるため、11月下旬から4月下旬までは北海道の国道で唯一通行止めともなる道路ともなっています。
春になると除雪作業が始まり、ゴールデンウィーク前に開通するこの道路ですが、開通前に1日だけ高い雪の壁に挟まれた車道を歩くことができる知床雪壁ウォークなるものが開催されています。
このような知床峠及び知床横断道路なのですが、ここに国道が開通することは、人々の念願であったようなのです。
明治時代からこの羅臼からウトロまでの道路のルート開発が道に陳情され、昭和に入ってようやく道路が完成し、開通に至っています。
その際に数々の取り決めも決められており、知床横断道路では知床峠以外では車の駐停車は認められていません。
そのため、知床の大自然を眺めたいときには、車で訪れる場合はきちんと知床峠展望台にある駐車場に車を停めてから、大自然を堪能してください。
アクセス
知床横断道路の中央部にあります。
知床峠へ行ってみた
それでは、知床峠へ行ってみましょう。

羅臼側から知床横断道路を登ります。
こちら側からは、急なヘアピンカーブが続く道路となっており、見返り峠とも呼ばれている道路となっています。
峠のところで羅臼町と斜里町との境界となっています。

こちらが知床峠の知床峠展望台です。

眼下に広がる知床の大自然が素晴らしいです。

あいにくの天気で全く見えなかったのですが、この先には北方領土の国後島があります。
いかがだったでしょうか。
知床を堪能するには知床半島を海側から船で巡るツアーもありますが、上から眺めるとなるとこの知床峠からの眺望でしょう。
ここに来るまでの道路も非常に走りやすく、両サイドに知床の大自然をうかがいながらやってくる知床峠。
冬期期間は閉鎖されてしまうので、気候の良い時期に訪れてみませんか。
ただし、ここではヒグマの出没情報をよく耳にします。
車で遭遇した場合は決して焦らず、決して車外には出ないようにして、危険回避の行動をできるように気をつけて訪れましょう。