926【奈良紀行】大和川水系のダム。奈良市街からすぐそばにある『岩井川ダム』

近畿地方(Kinki)
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奈良の市街地からわずか2km弱。
奈良の街を間近で守るためのダムがあります。
そのダムとは、岩井川ダムといいます。
まだ完成して20年も経っていない比較的新しいダムなので、そのコンクリートの外観も非常に美しいダムとなっています。

また、ここからは、奈良市街の美しい眺めを見ることができるため、ダムのすぐそばには展望台が設けられています。
この展望台からは、市街地の眺めだけではなく、岩井川ダムの全景や、その先にある砂防ダムまでこの辺り一帯に設けられた壮大な光景を眺めることができます。

これまでに紹介してきた奈良にある淀川水系のダムとは違って、この岩井川ダムは、大和川水系にある治水ダムとなっています。

今回はこの市街地のすぐそばにある岩井川ダムについて紹介していきたいと思います。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 市街地からすぐ近くにある岩井川ダム。ダムの姿もさながら、奈良市街地の光景を見るにも最適なダムに行ってみよう。

木津川系のダムに関する記事です。

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岩井川ダム

岩井川ダムは、奈良県奈良市にあるダムです。
奈良市街地から東に向かう道の途中にあり、標高250mほどの位置にあるダムです。
重力式コンクリートダムとなっており、長さは約180m、高さは55mの、どちらかというとコンパクトな部類に入るダムです。
その目的は、岩井川の洪水調整と、河川維持用水の補給の目的のために建設されました。
このダムからつながる岩井川は、最終的には大和川につながっています。
遠く大阪湾に注ぎ込むまでの、奈良県市街地から大阪市の市街地まで、広範囲の街を水害から守るための重要なダムとなっています。

ダム建設自体は1967年に予備調査が開始しています。
そして本体工事に着工したのが2002年のこと。
そして、2006年に完成を迎えた比較的新しいダムとなっています。

その比較的新しいダムの周囲は、ツーリングやサイクリングを楽しむ人々から注目され始めており、眼前に奈良の街並みを眺めながら運動を楽しむことができるルートとして知られ始めてきています。

この岩井川ダムからは遊歩道のようなものも整備されており、200mほど西に下ったところには岩井川ダム展望台があります。
ここからは岩井川ダムの迫力ある様子だけでなく、奈良市街地の光景も一望することができる絶好のスポットとなっています。

なお、2022年現在岩井川ダムの管理棟には入ることができなくなっています。
そのため、ダムカードの配布もこの場所ではなく、少し離れた天理ダムの管理センターか、奈良土木事務所の管理課にて配布が行われています。

アクセス

京終駅から東に約5kmのところにあります。

岩井川ダムへ行ってみた

それでは、岩井川ダムへ行ってみましょう。

道路沿いにダム湖が見え始め、岩井川ダムに行きつきます。
駐車場らしきスペースは用意されていないので、車で訪れる場合は少し気を遣うかもしれません。
ダムの少し先にスロープになった道が設けられており、そこに駐車場が用意されているのですが、現在フェンスが設けられているため車は入ることができなくなっていました。
いずれ、この一帯を展望施設として広く周知していくことを考えているのでしょう。

このダムの形状は、大きくカーブを描いていることが特徴ですね。
この位置から撮影をすると、このダムの曲がりっぷりがよくわかるのではないかと思います。

こちらが岩井川ダムのダム湖です。
この日は比較的水位が高かったようです。

ダム湖は他の様々なダム湖と比べると小規模なダム湖となっています。
岩井川ダムに訪れたときには、気軽にこのダム湖の散策も楽しいかもしれませんね。

こちらが岩井川ダムから岩井川へと水が注がれます。
さらにこのすぐ先には、砂防ダムも用意されており、一連の設備によって市街地に災害が起こらないように鉄壁の守りを施しています。

もちろんですが、ダムカード目的で岩井川ダムには訪れました。
残念ながら岩井川ダム現地ではダムカードが配布されていません。
天理ダムの管理センターか、奈良土木事務所の管理課にて配布されています。
そのため、ダムカード目的で訪れる場合は、近隣にある天理ダムとセットで訪れると、効率よくカードを集めることができると思われます。

いかがだったでしょうか。
ダムというと、山の奥深い所にまで入り込まなければたどり着かない場所が多くなっています。
そんなダムが多い中で、この岩井川ダムは市街地から非常に近いため、アクセスがとてもしやすいダムとなっています。
ダムカードを集め始めたばかりの方には訪れやすいダムではないでしょうか。
ここからダム巡りを始めてみるのも面白いかもしれませんね。