日本本土の中に存在する東西南北四極の最果ての地。
最北端は北海道の宗谷岬。
最東端は北海道の納沙布岬。
最西端は長崎県佐世保市。
最南端は鹿児島県の南大隅町となっています。
これら4つの日本の果てには、訪問すると、日本本土四極踏破証明書なるものがもらえます。
こういった収集できるもののついては、旅のきっかけの一つとして燃えてきますよね。
この中でも最も有名なのは、最北端の宗谷岬ではないでしょうか。
広大な北海道の中でも北の端にある子の宗谷岬は、一般の人々が通常訪れることができる最北端の地であり、北海道に訪れた人々が目指す目的地の一つではないでしょうか。
そして、この宗谷岬から北には、かつて日本であった樺太の島が広がっています。
この場所から旅立っていった間宮林蔵の気持ちもここでは味わうことができるかもしれません。
今回はこの宗谷岬とはどのような場所であり、どのようなものがあるのかについて紹介していきたいと思います。
公共交通もバスぐらいしか通っていないため、なかなかハードルの高い場所ではありますが、そこには日本本土最北端にふさわしいものが待っていたのです。
というわけで、今回のわきみちは、
北海道北部の記事です。







宗谷岬
宗谷岬は、北海道の最北端にある岬であり、日本本土の中で一般の人々が訪れることができる最北端の地となっています。(無人島を含めると宗谷岬からさらに北にある無人島になるそうです。)
ここは、日本本土の東西南北の端にある四極の一つとなっています。
この宗谷岬を訪れることで、日本本土四極踏破証明書なるものをもらうことができます。
この宗谷岬には宗谷岬公園という公園が設けられています。
ここには様々な施設やモニュメントが設けられています。
その中でも、宗谷岬を訪れた人々がこの前で必ずと言っていいほど写真をおさめる場所が、日本最北端の地の碑です。
天を突くようにデザインされており、これは北極星の一稜をかたどっている三角錐のデザインをしています。
また、その中には北を表すNの文字を、台座は平和と協調を表しています。
この石碑は2代目の石碑なのですが、北緯45度31分22秒の正確に最北端の地を表すように設置されました。
そのため、石碑の高さもこの緯度にちなんで、4.53mとなっています。
立て直しが行われた際に、大規模な工事が行われ、駐車スペースの拡張なども行われ、現在のような形となっています。
宗谷岬には数多くの人々が訪れるため、お土産屋や飲食店、宿泊できる施設などが立ち並んでいます。
これ以外にも、宗谷岬には様々な施設が存在します。
岬の部分には日本最北端の地の碑のほかにも、間宮林蔵の立像や「宗谷岬」音楽碑があります。
また、岬のすぐ南には小高い丘があり、その丘の上にもさまざまな施設があります。
宗谷岬展望台
宗谷岬東大
旧海軍望楼
平和の碑
あけぼの像
ラペルーズ顕彰記念碑
宗谷海域海軍戦没者慰霊碑
祈りの塔
宮沢賢治文学碑
大岬中学校跡地記念碑
といったものがあります。
これらについても、いずれ別の記事で紹介していきたいと思います。
アクセス
JR稚内駅からは、北東方向に50kmほどの場所にあります。
宗谷岬へ行ってみた
それでは、宗谷岬に行ってみましょう。

こちらが宗谷岬の案内図です。
日本最北端の地の碑以外にも数多くの施設があります。

最初に見えてくるのは間宮林蔵の立像です。
間宮林蔵とはこの宗谷から樺太に渡り、樺太が島であることを発見した人物です。

そのすぐ横には日本最北端の地の碑があります。
ここは、宗谷岬を訪れた人だれもが撮影をする定番の撮影スポットですよね。


そのすぐ隣には「宗谷岬」音楽碑があります。
この宗谷岬の春の光景を歌った郷土歌が「宗谷岬:です。
1976年に歌手のダ・カーポによって紹介されてからは、多くの歌手に歌い継がれている歌となっています。

こちらが宗谷岬から見る宗谷湾の海です。
あいにくの天気だったので北にある島々は見えませんでした。

こちらは宗谷岬展望台です。
天気が良ければ樺太が見えるのだそうです。

宗谷岬公園の丘の上から見下ろしたところです。
大きな駐車場が設けられているため、次から次へと人々が訪れています。
いかがだったでしょうか。
誰もが効いたことはあるけれど、なかなかそこまで訪れるのはハードルが高い宗谷岬。
実際、稚内の町までは鉄道が通っていますが、そこからこの宗谷岬までとなると、公共交通であればバスを利用して50分以上もかかります。
しかし、それだけかかったとしても、人々を惹きつけて止まない宗谷岬。
北海道に行ったならば一度は訪れておきたいスポットですね。