944【映画あれこれ】イタリアの一都市を襲った恐怖の天災の中で生きた人々を描いた『ポンペイ』

映画あれこれ(Movie)
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イタリアの都市といえばどこが思いつくでしょうか?
首都のローマでしょうか。
それとも三大都市を形成するフィレンツェやヴェネツィアでしょうか。
それ以外にも、ミラノやナポリ。
トリノやジェノヴァ。
まだまだ出てきそうですね。
そんな有名どころがたくさんのイタリアにあって、負の遺産を今に伝える観光地の都市といえばどこでしょうか。
その都市とは、ポンペイです。

ポンペイといえば、かつて火山の噴火によって一夜にして消えてしまった伝説の都市です。
現在は都市構造が発掘されており、連日観光客が絶えない観光地となっています。
ポンペイで調べてみるとでてくるのが、人の形をした石膏像。
これは、かつてこのポンペイの地で生きていた人々が一瞬のうちに火山灰に埋もれてしまい、長い時間をかけてそこで亡くなった人の形だけを残して体は朽ち果ててしまったところに石膏を流し込んで作られた像なのです。
その像には、その人物の最後の様子がまざまざと残されているわけですね。

そんな地獄のような最期を迎えたポンペイの様子を、実際はどのような状況だったのかを見る人に伝えてくれる映画があります。

その映画とは、『ポンペイ(Pompeii)』といいます。
もちろんそこの登場人物などは架空の人物なのですが、ポンペイで行われていたかつての人々の生活の様子や、ポンペイを襲った大災害の様子など、リアリティあふれる映像で見ている人い伝えてくれる映画となっているのです。

今回はこの映画『ポンペイ』について紹介していきたいと思います。

今回はこの、ローマ法王の休日という映画について紹介していきたいと思います。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 火山の噴火によって一瞬のうちに都市が消えるとはこういうこと。映画『ポンペイ』映像を見て、未曽有の大災害の様子を見てみよう。

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映画『ポンペイ』

映画ポンペイは2014年に公開された映画です。
かつてイタリアのポンペイで起こった、ヴェスビオ火山の噴火によって、ポンペイにの街が崩壊していった様子を映像化した作品となっています。

当時のポンペイといえば、人々の生活の賑わいで溢れる都市でした。
この物語の主人公であるマイロもそこに生きる一人でした。

マイロは、ローマ帝国によって侵略されたケルト人の生き残り。
現在は奴隷剣闘士として成長し、敵なしの人物となっていました。

そんなマイロは、興業のためにポンペイへと連れていかれます。
その道中で一人の裕福な商人の娘カッシアと出会います。
カッシアも同じくポンペイに向かい、そこで婿探しを行う予定でした。

ポンペイに連れてこられたマイロは、ポンペイ最強の検討してであるアティカスと出会います。
しかしその時、ポンペイを眺めるヴェスビオ火山には異変が始まっていたのです。
ポンペイの異変を感じ取った馬たちは、暴れ狂うようになります。

同じくポンペイにやってきていたカッシアは、ローマからわざわざ追ってきた男コルヴスから逃げるために、マイロと共に逃げようと提案します。
しかし見つかってしまった二人。
さらにはマイロに対してさらったのではないかという嫌疑がかけられます。
そんなマイロのことが気に入らないコルヴスは、剣闘の場で、マイロを殺すように対戦相手のアティカスに言い渡します。

闘技場に押し寄せるポンペイの人々。
しかし、街にはなどの度重なる自身が押し寄せています。
マイロはアティカスとの剣闘を行うことになるのですが、2人も他の剣闘士たちと鎖につながれ、人々の目の前で虐殺が試みようとされます。
そのような状況の中でも2人は生き残ります。
それと同時にヴェスビオ火山が噴煙を上げ、大地震と共に闘技場が崩れ落ちます。
マイロはそのまま闘技場の地下へと落下してしまうのでした。

火山の噴火によって街にはたくさんの噴石が降り注ぎ、人々に襲い掛かります。
マイロは闘技場から脱出し、カッシアを助け出して逃げようとします。
しかし、ポンペイの街は、港も壊れてしまいどこにも逃げ場がなくなってしまいます。
ところがその意ゲバをコルヴスが阻みます。
噴石の中マイロとコルヴスは一騎打ちを始めますが、カッシアの機転によってコルヴスの動きを風いると、マイロとカッシアは山から迫りくる火砕流から逃げます。
しかし、恐ろしいスピードで襲ってくる火砕流と、逃げ場のないポンペイの街。
もはや逃げることができないことを悟った二人は、馬だけを逃がして抱き合います。
その二人を火砕流が飲み込みます。

物語はここで終わります。
しかし、火砕流に飲み込まれた二人の姿が最後に像になって画面に登場します。
このような人々の生活を一瞬にして飲み込んだ大災害。
そこには、確実に人々の生活があったことがわかるのでした。

いかがだったでしょうか。
火山の恐ろしさを語るというよりも、無くなってしまう最後の一瞬までそこに人びとの生があったということを伝えてくれる物語だったのではないかと思います。
いつどこで起こるかわからない災害。
そして、その災害に抗う術は今の人間にはないのではないでしょうか。
誰もが一瞬にしてその生命を奪われてしまう、自然災害。
この映画から受けてるものは多いのではないでしょうか。