海外の国々を取りあげたテレビ番組というものはいろいろとあります。
それぞれの国々のよさにフォーカスした番組もあれば、そこに暮らす人々を中心に取り上げた番組など、それぞれが特色を出そうといろいろ試行錯誤しているのがうかがえますね。
今回紹介している番組も、日本から飛び出して海の向こうの国々を取り扱う番組なのですが、どちらかというと、そこに暮らす人々に焦点を当てた番組となっています。
その番組の名前を、『グッと!地球便 〜海の向こうの大切な人へ〜』といいます。
グッという名前が、出演者であるぐっさんこと山口智充さんからとられている番組です。
ではこの番組はどのように海外のことを取りあげているのかというと、海外で暮らしている日本人に向けて、日本に住んでいる家族から最高の贈り物を届けようという内容の番組になっています。
ただたんなるドキュメンタリーなのかと思いきや、実際に世界各国に取材に訪れ、その国での日本人の生活ぶりを紹介したり、その国の文化や風習も紹介していることから、ドキュメンタリーとして番組のメインである贈り物を届けるということにとどまらず、その国についての知識も増えていくという、海外好きにはたまらない番組構成となっているのです。
では、今回はこの『グッと!地球便 〜海の向こうの大切な人へ〜』という番組の見どころなどについて紹介していきたいと思います。
というわけで、今回のわきみちは、
グッと!地球便 〜海の向こうの大切な人へ〜

『グッと!地球便 〜海の向こうの大切な人へ〜』は2008年から放送されている、海外の生活を取り扱ったテレビのドキュメンタリー番組です。
お笑い芸人の山口智充が出演するこの番組は、ただ単に海外の生活を紹介するだけの番組ではありません。
地球”便”という名前からもわかるように、海外で暮らすある日本人のために、贈り物を届けるというのが番組のコンセプトとなっています。
贈り物を届けるのは、日本に住む家族たち。
そんな家族から、海外で暮らす家族に向けてお届け物をすることが番組の軸になっています。
しかしそれだけでは終わらないのがこの番組。
海外で暮らす日本人ということは、実際に世界各国に取材に行くとなると、海外に在住している人々の生活にも自ずと焦点が当たっていきます。
そのため、番組のとしてのメイン軸はある中で、海外での日本人たちの生活の様子や、滞在している国の文化や風習なども必然的に紹介していくことになります。
そういった意味で、世界を知ることができる番組でもあるのです。

すでに600回を超える放送回数を誇るこの番組。
その行先は世界各地に存在しています。
そんな番組で一番最初に取り上げられたのはアフリカ大陸の西の端のセネガル。
現地で小学校の先生をする女性のために、祖母がおはぎを届けるという内容のものでした。
セネガルと日本という果てしなく遠い二国間をつなぐ家族の物語を見ることができるとともに、アフリカのセネガルが抱える様々な問題も番組内で紹介されます。
貧困や教育状況が十分ではないセネガルの地で、子どもたちのために一人奮闘する日本人女性。
そこには、思いだけでは超えることができないハードルも数多く存在するのです。
番組を通して、その世界の国の様子を知ることができる。
このことによって、さらに世界へ飛び出して行って、活躍の場を求める日本人が後に続いていくかもしれません。
そういった意味では、この番組が持っている役割というものは非常に大きいのかもしれませんね。
最近は海外の国々だけではなく、日本国内で移住したケースというのも多くなってきています。
例えば、日本の離島に移住し、そこで活躍する人のためにお届け物をする。
そういった回もあるのです。
住み慣れた場所を離れて、新たな新天地を見つけ、そこで自分にしかできないことをする。
日本国内だけれども、新たな試みに挑戦しようとする数多くの人々も実は身近にいたりするのです。
番組を通して、そんな場所で活躍する家族と家族とをつなぐ。
そこで取り上げられた家族だけではなく、見ている人々の気持ちも暖かくなるような番組となっているのですね。

いかがだったでしょうか。
この番組は海外の国々を取り扱った番組の中でも、そこに暮らすことの”生活”に焦点を当てて紹介していることが多い番組となっています。
そのため、ただ単に旅のために視聴する、というのではなく、その先にあるそこで暮らすということにも影響を与えかねない番組なのかもしれませんね。
なんにせよ、30分間の視聴時間、私たちの心を、世界各国の様々な地に連れて行ってくれること間違いない番組なのですね。