日本全国津々浦々と、たくさんの市町村が存在します。
その中でも、そこに住む人々の所得が高い地域といえば??
おそらく簡単に想像できることと思いますが、上位のほとんどは東京都23区となっています。
ところが、東京23区がずらーっと続く中に、東京とは全く異なる場所の名前を見つけることができます。
「北海道 猿払村」
北海道?
村??
この猿払村、一体どこにあるのかというと、ほぼ北海道の北部エリア。
もうすぐで本土最北端である稚内の宗谷岬に到達しようかという場所にあります。
その場所だけ見ると、なぜこんな場所に高所得の地域があるんだ??
と思ってしまうかもしれません。
実際、この猿払村とはかつては北海道の中でも最貧村に近いほどの村でした。
しかし、この村のアリア方が変わった出来事があります。
それが、ホタテ漁なのです。
ホタテ漁の在り方を見直し、徹底的に管理できるようになったことで、猿払村で働く人々の所得は跳ね上がり、日本有数の高所得自治体にまで成長した村なのです。
そんな北の奇跡のような村にある道の駅が、道の駅さるふつ公園なのです。
国道沿いにあるこの大きな道の駅には、おそらく最北端の地、宗谷岬に訪れようとすれば途中で立ち寄ることができる場所にあります。
今回は、この道の駅さるふつ公園について紹介をしていきたいと思います。
というわけで、今回のわきみちは、
北海道北部の記事です。






道の駅さるふつ公園
北海道の北部。
オホーツクの沿岸を北に延びる国道238号線沿いに、ある一つの道の駅があります。
この道の駅は、『道の駅さるふつ公園』と呼ばれる道の駅なのですが、はっきりというと周囲には広大な大地、広い海と空が広がるだけの自然豊かな場所です。
周囲に何もないようなこの場所にある道の駅さるふつ公園なのですが、ここだけの特徴となるものが数多くある知る人ぞ知る道の駅なのです。
この、道の駅さるふつ公園がある場所なのですが、北海道の一自治体、猿払村にある道の駅です。
この猿払村ですが、かつては北海道の中でも最貧な自治体の一つでした。
しかし、この村をある出来事が大きく転換させます。
それは、ホタテ漁業です。
ホタテ漁業の、稚貝放流からその管理を徹底的に行うことで、ホタテで有名な自治体となったのでした。
さらには、東京都23区がひしめく高所得自治体の中に猿払村が現れるようになるなど、北海道の中でもトップクラスの高所得者がひしめく自治体となったのでした。
そのような猿払村にある道の駅さるふつ公園。
もちろんここでは、水揚げ日本一を誇る猿払村のホタテを使った料理の数々を提供するレストランや、ホタテとその加工品を数多く取り扱う売店など、この道の駅を目指すためにやってくる人々も多くいるほどの人気道の駅なのです。
道の駅さるふつ公園にあるレストラン風雪では、ホタテメニューがふんだんに用意されています。
例えば、ホタテカレーやホタテ焼きカレー。
ホタテフライやホタテ丼。
ホタテラーメンなど、とにかくホタテだらけの名物メニュー盛りだくさんなのです。
売店ではホタテのほかにも、地元の村で採れた牛乳やその加工品なども取り扱われています。
ホタテ加工品で名物なのは、ホタテカレーや干し貝柱。
牛乳製品では、アイスクリームや塩バターなど、ここでしか手に入らない確かな味の製品の数々が用意されています。
広々した敷地内には、他にもさまざまな施設があります。
例えば憩いの湯という公衆浴場があります。
安い価格で日帰りで入浴することができるこの浴場からは、雄大なオホーツク海を眺めながら、ゆったりと入浴できる施設となっています。
さらには、観光案内所、くわえてホテルさるふつまでもがあります。
観光案内から、地元の名産品の数々。
温泉を楽しんだ後はホテルで宿泊、といったように、ここだけで様々な旅の醍醐味が楽しめてしまうほどの大きな施設となっているのです。
さらには他にはなかなか見られないような施設もあります。
広大な敷地内には、キャンプ場やバンガロー、パークゴルフ場などもあります。
面白い施設では、猿払村での生活や就労を体験できる移住体験住宅などもあったりします。
大自然広がる猿払村ライフをまずはお試しで体験することができるのです。
また、さるふつ村地下歩道という、道の駅と沿岸部の史跡の数々を結ぶ地下歩道があります。
この地下歩道の中は、ブラックライトで照らされた空間となっており、猿払村の景色や特産物などが壁に浮かび上がる幻想的な空間となっています。
沿岸の史跡が立ち並ぶ地域には、例えば昭和初期にソ連船であるインディギルカ号が座礁した際に多数の死傷者を出した慰霊碑があったり、ホタテ貝の化石群があったり、探検家松浦武四郎の碑があったりします。
日本最北にある小さな村、猿払村のすべてが凝縮された道の駅。
ぜひ、行ってみたくなる場所ではないでしょうか。
アクセス
宗谷岬から20kmほど南下した、国道238号線沿いにあります。
道の駅さるふつ公園へ行ってみた
それでは、道の駅さるふつ公園に行ってみましょう。
道の駅さるふつ公園では、様々な施設が敷地内に点在しています。


こちらは道の駅さるふつ公園ないの売店になります。
ソフトクリームやホタテ飯などがおすすめのようでした。

さらに奥には、公衆浴場である憩いの湯、その奥にさるふつまるごと館というお手ごろな食事処もあったりします。

とにかく広々した道の駅さるふつ公園。
ここを見て回るだけでも、かなりたくさんの見どころがありました。
いかがだったでしょうか。
素朴な道の駅ではありますが、ここでの食事は北海道の道の駅の中でもトップクラスに感動ものかもしれません。
周辺にはあまり食事処が無かったりするので、そのような中でこの道の駅の存在は非常にありがたい場所でもあったりします。
名物のホタテを存分に味わえるこの道の駅さるふつ公園を目的地にして、北海道を旅してみませんか。