979【北海道紀行】住宅地が広がり、利用客増加が著しいJR駅『白石駅』

北海道(Hokkaido)
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今回はとある駅について書いていきたいと思います。
さぞかし有名な駅だったり、何かしら周辺に特徴のある駅なのだろうなあ、と思うかもしれませんね。

ところが、今回紹介している
まあ、いたって普通の駅です。
じゃあなぜこの駅を記事に??
それは、ただ単にたまたま訪れてたまたま利用しただけの駅なのです。

じゃあ書きたくなるほどの何か思い出があるのだろう。
ということも特にはなく、この駅に向けて数km歩いたなあという思い出があるくらいです。

まあ、たまにはそんな場所をネタにしてみてもいいかなあと思って書き進めてみました。
しかし、いざ書いてみると、やはり歴史あるところには歴史があるのです。
この駅にも、ここにまつわるものがあるのです。
やってみるもんです。

今回紹介している駅は、札幌駅から東に6kmほど行ったところにある白石駅です。
今回はこの白石駅について書いていこうと思います。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 何気ない駅を調べてみると、意外とそこにまつわるいろいろな歴史が掘り起こせるものです。北海道白石駅にはどんな歴史があるのでしょうか。

札幌絡みの記事です。

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JR白石駅

北海道は札幌。
JRにのって札幌から2駅のところに、今回紹介している白石駅はあります。
この路線をさらに乗っていくと、今話題の日本ハムファイターズの新しい拠点、北海道ボールパークFビレッジにも続く路線です。
そのため、札幌から向かう途中駅にあたる白石駅は、今後さらに墨人々が増えていくであろうということが考えられる駅なのです。
現在の利用者数は1日あたり6000~7000人が利用する駅であり、北海道の駅の中でも比較的利用者の多い駅となっています。

今回、このように紹介していくのですから、さぞかし有名何かがある駅なのだろうなあ、と思うかもしれませんが、まあいたってただの駅です。
北海道にある駅も紹介してみようとこの白石駅にフォーカスを当ててみたというのが本当のところです。
ところが、記事にしようと決めてからいろいろと調べていってみると、なかなかに面白い歴史のある駅でもあったのでした。

実はこの白石駅ですが、この場所に駅ができたのは1882年のことなのです。
その時代、なんと明治15年のことです。
最初はフラッグスレーションという駅(停留所?)でした。
常に汽車が停まる駅ではなく、乗客がいる時にだけ汽車が停まる、今でいうバス停のような仮の駅だったのでした。
停車する際には、乗客がいるということを知らせるために旗を掲げて汽車に知らせて汽車を停めることから、フラッグステーションと呼ばれていました。
北海道開拓のために北海道としては初めて造られた鉄道、官営の幌内鉄道の駅として作られた駅でした。
そのようにして始まった白石駅なのですが、後に北海道炭礦鉄道の駅となります。
小樽から幌内までを結んでいたこの北海道炭礦鉄道。
その目的は、この沿線で産出される石炭を港へと送るための駅なのでした。
石炭需要の増加と共に、多くの人々が沿線に集まってくるようになります。
この白石駅にも、炭鉱に従事する人々が多く集まってきて、街が開けていったのだそうです。

大正時代になると、白石駅から定山渓駅に向けて走る定山渓鉄道線も白石駅を起点として開通しますが、約20年ほど営業した後にはこの路線は廃止となっています。
また、函館本線の貨物支線も白石から東札幌までの路線がかつては存在していました。
かつてこのように各種鉄道の起点となっていたこともあるため、駅の周辺にはその歴史を紹介している説明書きなどお残されています。
幌内鉄道時代、定山渓鉄道があった地雷などの説明書きがなされており、かつての駅の様子を表した写真なども掲示され知恵まう。

その後は、千歳空港に向かう千歳線の駅として駅舎及び駅周辺が整備されていきました。

このように札幌に近く、多くの住宅地や商業地が広がる白石駅周辺。
そして、今後は日本ハム戦へ向かう重要路線の途中にある駅ということで、ますます需要が高くなる駅になることは間違いないでしょう。

アクセス

札幌駅から東に6kmほどの場所にあります。

JR白石駅に行ってみた

それでは、JR白石駅へ行ってみましょう。

歴史ある駅なだけに、何らかの遺構が残っているのか、と期待していきますが、残念ながら近代的できれいな駅舎が立つだけの駅です。

この白石駅についての歴史を知りたければ、周囲にある説明書きがあるのでそれを探してみてください。

いかがだったでしょうか。
今回はただの駅を紹介してみました。
駅も様々な歴史をもっています。
その歴史を紐解いていく楽しさを与えてくれるのも駅だったりするのです。
移動手段の途中に立ち寄るだけだった駅。
しかし、そこを目的地とした旅というのもあってもいいかもしれないですね。