981【北海道紀行】国内最大級のハクチョウの飛来地。手つかずの自然が美しい『風蓮湖』

北海道(Hokkaido)
この記事は約5分で読めます。

北海道の広大な地には、数多くの湖が存在しています。
有名どころだけでも50以上。
総数となるとわからないくらいですね。
なぜこんなに北海道に湖が多いのか。
それは、そもそも火山が多い北海道地域であるために、それらの火山活動によってできた湖が多いということがまず挙げられます。
そして、冬は雪に覆われる地域であるため、湖などを埋め立てて稲作が行われたといったこともほどんどなかったため、今もなお数多くの湖がそのまま残っているのです。
今回は、そんな北海道にあるとある湖のことです。

今回紹介している湖は、北海道の道東。
根室半島の付け根に位置している風蓮湖という湖です。
根室湾に面するこの風蓮湖は、湖の中で淡水と海水とが混じりあっている汽水湖であり、日本にある湖の中でもなかなかに大きな部類に入る湖なのです。

今回はこの道東にある巨大な湖、風蓮湖について紹介していきたいと思います。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 道東を代表する湖、風蓮湖。ラムサール条約にも選定された自然豊かな湖を見に行ってみよう。

これまでの道東の記事です。

997【北海道紀行】根室にある回転寿司店。しかし、根室の回転寿司は、ただの回転ずしではないのです『祭囃子(まつりばやし)』
なーんだ、回転ずしか・・・、と思うかもしれませんが、根室の回転ずしを侮ってはいけません。その回転寿司店は、祭囃子(まつりばやし)と言います。この回転寿司店。根室にある回転寿司店だけあって、大手チェーン店の回転寿司店とは一味も二味も違うお店となっているのです。
985【北海道紀行】すぐ裏手には風連湖を望む道の駅『道の駅 スワン44根室』
今回紹介しているのは北海道の道東にある道の駅です。先日紹介した、道東にある巨大な湖 風蓮湖。この風蓮湖を南側から一望できる場所にある道の駅があるのです。その道の駅とは、道の駅 スワン44ねむろと言います。
975【北海道紀行】知床クルーズの玄関口ウトロにある巨大な道の駅『道の駅 うとろ・シリエトク』
今回紹介しているのは、北海道の道東、知床にある道の駅です。知床峠を挟んで、東にあるのが、道の駅 知床・らうすです。そして、西側にも道の駅が用意されているのです。その道の駅を『道の駅 うとろ・シリエトク』というなんとも不思議な名前の道の駅です。
968【北海道紀行】根室にあるゲストハウスで、道東の街を満喫しませんか『ネムロマン』
今回紹介しているゲストハウスも、少し広めの一軒家を使ったゲストハウスです。北海道の根室にはゲストハウスという選択肢がほとんどありませんでした。そのような根室に素敵なゲストハウスができたのです。そのゲストハウスとは『ネムロマン』といいます。
958【北海道紀行】日本本土最東端の岬。日本で一番早く朝日が昇る『納沙布岬』
日本本土の中で最も一日で早く日が昇る場所は??太陽は東から登って、西に沈みます。となると、もっとも日本本土の中で東の端になるのはどこかということですよね。地図を見てみてそれがどこになるのかなあ、と探してみると、北の大地にその場所があることがわかるかと思います。その場所は北海道は道東の根室にある、納沙布岬(のさっぷみさき)なのです。
936【北海道紀行】乙女の涙と呼ばれる知床の滝。そこまでの道のりは恐ろしいのですが・・・『フレペの滝』
今回紹介しているのは知床八景の一つ、フレペの滝であり、知床の山々に降った雨水や雪解け水が、岩の割れ目からしみだしている知れとのこの絶景を代表する滝です。実際に訪れてみるとそのスケールの大きさには驚かされます。滝によって浸食されたと思われる海岸崖と滝のコントラストは、見ているものの心をわしづかみにすることでしょう。
931【北海道紀行】北方領土を望む日本の東端、納沙布岬にある『北方領土資料館』
根室を含めた道東の地域には、北方領土に関する施設が数多くあるのです。その中でも今回紹介しているのは北方領土資料館という施設です。この施設は、日本最東端である納沙布岬にある資料館となっており、北方領土のことについて学ぶことができる資料館となっています。
918【北海道紀行】知床半島を横切る横断道路にある、世界遺産知床を望む峠『知床峠』
知床の中心を横断する道路が知床横断道路であり、その最も高いところに知床峠があります。世界遺産知床を一望できる場所にある知床峠。ここからはどのような光景が広がっているのでしょうか。世界遺産の知床を横断する知床横断道路にある広大な美しい景色を眺めることができる知床峠に行ってみましょう。
916【北海道紀行】ああ知ってる!香川県の…!?ではなく、北海道にある『金刀比羅神社』
全国各地にある金刀比羅神社なのですが、今回紹介しているのは北の端にある北海道は根室の金刀比羅神社です。そして、北方領土にも近いこの金刀比羅神社には、かつて北方領土にあった神社のご神体もここに移され置かれているのです。
915【北海道紀行】「叫びの像」「別海北方展望塔」も隣接する道の駅へ行ってみよう『道の駅 おだいとう』
いずれは北海道と切り離されてしまうのではないかと言われている、ラムサール条約にも登録されている(砂嘴)である野付半島。この野付半島を会場奉公4km先に臨むの野付郡にある道の駅。その道の駅を『道の駅 おだいとう』といいます。 非常にこじんまりとした、不思議な形の道の駅なのですが、この道の駅にある建物は、別海北方展望塔と呼ばれています。
909【北海道紀行】世界遺産知床の入り口にたたずむ、大人気の道の駅『道の駅 知床らうす』
北海道は、知床半島の中ほど。そんな場所に、北方領土の国後島に日本で最も近い道の駅があります。その道の駅とは、『道の駅 知床・らうす』。不思議な名前をしているなあと思いますが、地名です。羅臼という町にあるこの道の駅は、この道の駅を過ぎると世界自然遺産である知床の自然の光景を眼前に眺めることができる知床横断道路の羅臼側の起点となります。
892【北海道紀行】街中にポツリと立つ歴史ある教会の建物『根室キリスト教会』
今回はそんなキリスト教の教会の中でも、根室にある根室キリスト教会について書いていきたいと思います。が、実際に中に入ったわけではなく、その外観を見たときにかなり歴史を感じさせる建物だなあ、とフィーリングを感じたのが実際であり、なかなかここについての資料は少なかったりするのではありますが、印象に残った建物の写真と共に紹介をしていきたいと思います。
888【北海道紀行】根室半島チャシ跡群の中では最もよく整備され、訪れやすいチャシ『ヲンネモトチャシ跡』
根室半島チャシ跡群の24か所の中でも人が入れるように整備されて公開されている場所はわずかとなっています。その中でも、日本最東端の納沙布岬からも近く、きちんと整備されているためにチャシ跡に訪れる人々のほとんどが訪れる場所がヲンネモトチャシ跡です。
886【北海道紀行】かつての日本最東端の駅。チャシを巡る旅には立ち寄り必須の『根室駅』
日本で一番東の端にある駅とはどこにあるでしょうか?頭の中に地図が思い浮かんでいることでしょうが、どのエリアが思い浮かんでいるでしょうか?日本最東端の駅とは北海道にあるのです。その駅の名前とは東根室駅という小さな駅になります。ただし、今回紹介するのは東根室駅ではありません。東根室駅が日本最東端の駅となる前に日本最東端だった駅があるのです。
874【北海道紀行】妄想紀行が現実に!!かつてアイヌの人々の拠点だった『チャシ』とは何なのだろうか
日本百名城の栄えある登録ナンバー001。北海道根室にある根室半島チャシ跡群。1番でありながら、北海道の中でも唯一道東の離れたところに存在する百名城。そんなところに城などあるのか?と誰もが口にすることでしょう。そう思うかもしれませんが、あるんですここには。チャシが。
397【妄想紀行】日本百名城の栄えあるNo.1の城跡。しかし、ここへ訪れるのは非常にハードルが高く…『根室半島チャシ跡群』
日本百名城ですが、その城ナンバーの01にある城をご存知でしょうか?北から順番に番号を振られているため、ナンバー01の城は北海道にあります。その名を、『根室半島チャシ跡群』と言います。

風蓮湖

北海道の道東。
根室半島の付け根には巨大な湖があります。
野付風蓮道立自然公園に含まれるこの湖は風蓮湖と言い、手つかずの自然が今も残る広大な湖となっています。
根室市と別海町とにまたがるこの湖の特徴の一つは、ここが汽水湖だということです。
淡水と海水とが湖の中で入り混じっている汽水湖である風蓮湖は、そこに広大な湿原地帯が広がっています。
その手つかずの広大な自然の中に、数多くの野生動物や、野生の植物が生息しており、湿地の生態系を守るための国際条約であるラムサール条約にも2005年に選定された場所ともなっています。
その大きさもかなり大きな湖となっており、日本国内でも14番目に大きな湖となっています。
風蓮湖という名前から風流さも感じるかもしれませんが、名前の元となっているのはアイヌ語なのだそうです。
アイヌ語の『フーレ・ペツ』が語源となっています。
この言葉は赤い川という意味であり、風蓮湖に流れ込む風蓮川の周囲にあるやちによって赤い水が流れ、それが湖に注ぎ込んでいるというところから、風蓮湖という名前になったとのことです。

風蓮湖の周囲には湿地帯が広がっています。
そのため、数多くの食料があることと、陸上の野生動物に遭遇する危険性が低いこと。
さらに隠れ場所となる植生があるということから、水鳥・ハクチョウの飛来地となっており、数多くの渡り鳥がやってくる場所ということでも有名な場所となっています。
なんとその他にも約300種類以上もの野鳥がここでは観察されているのだそうです。
さらにはタンチョウの営巣地にもなっています。
数多くのエゾシカがやってくる場所でもあり、手つかずの自然が広大に広がっている貴重な場所となっています。

風蓮湖の東南湖畔には道の駅があります。
この道の駅は、道の駅 スワン44ねむろという場所であり、道の駅の建物の裏には風蓮湖を一望することができる展望台が設けられています。
湖の様子を観察するにはベストな場所でしょう。

アクセス

根室駅から西に14kmほどの場所にある、道の駅 スワン44ねむろにある展望台からは、風蓮湖の様子をよく観察することができます。

風蓮湖へ行ってみた

それでは、風蓮湖へ行ってみましょう。

こちらが、道の駅 スワン44ねむろの建物の裏にある展望台から見た風蓮湖の様子です。
道路沿いから一歩この場所に入ると、シーンとした独特の雰囲気に変わり、湖の静けさを非常に感じることができます。

風蓮湖および、春国岱に生息している野生動物や野鳥、植物などの紹介が書かれていました。

こちらは野生植物と野生動物ですね。
人の手が入らず、陸の大きな捕食者に侵されにくい場所だからこそ、これだけの自然が今もなお残っているのですね。

こちらには、風蓮湖にやってくる渡り鳥やエゾシカなどの紹介が書かれていました。

風連湖全体から見るとここは南の端。
この道の駅から北西に20kmもの大きさがある風蓮湖。
さすが北海道にある湖。
その大きさはけた違いな大きさですね。

海とは砂州によって隔たれています。
自然によって作られたこの様々な生き物たちが生きる奇跡的な湖。
これからもしっかりとその自然環境を次の世代に残していかなければなりませんね。

いかがだったでしょうか。
北海道に数ある湖。
どの湖にもさまざまな特徴がありますよね。
その中でもここのように、手つかずの自然環境の中でのびのびと野生の生き物たちが生きている場所は他にはないのではないでしょうか。
海に面した汽水湖という特徴をもったこの風蓮湖。
道東を訪れた際にはぜひとも訪れておきたい場所の一つでしょうね。