今回紹介しているのは北海道の道東にある道の駅です。
先日紹介した、道東にある巨大な湖 風蓮湖。
この風蓮湖を南側から一望できる場所にある道の駅があるのです。
その道の駅とは、道の駅 スワン44ねむろと言います。
これまた変わった名前だなあと思うかもしれませんが、この名前にも意味があります。
この道の駅に隣接する風蓮湖には数々の渡り鳥が中継地点としてやってきます。
そこから、”スワン“ですね。
そして、国道44号線沿いであるというところから”44“。
最後にこの道の駅がある場所が根室市なので”ねむろ“。
この3つを合わせて”スワン44ねむろ“というのです。
前述したように、風蓮湖に隣接しているということから、この道の駅の裏の展望からも、道の駅の建物の中からも、風蓮湖にやってくる野鳥を観察できるという特徴をもった道の駅なのです。
しかも、日本で最も東にある道の駅でもあるこの道の駅 スワン44ねむろ。
いったいどのような見どころがある道の駅なのか、今回は紹介していきたい思います。
というわけで、今回のわきみちは、
これまでの根室の記事です。













道の駅 スワン44ねむろ
道の駅 スワン44ねむろは、北海道の道東、根室市の根室半島の付け根にある道の駅です。
そしてこの道の駅 スワン44ねむろは、道東を代表する巨大な汽水湖、風蓮湖に隣接する道の駅です。
日本で最も東の端にある道の駅でもあります。
この風蓮湖は、ラムサール条約にも登録されているなど、数々の種類の渡り鳥が中継地としてやってくる場所として非常に有名な場所なのです。
その中に、オオハクチョウが中継地点としてやってくることでも有名なのですが、そこから”スワン“という名前が来ています。
そして、国道44号線沿いの根室市内にあるということから、”スワン44ねむろ“という名前となっています。
道の駅ですので、道の駅として必要な駐車場やトイレ、観光案内書などの設備が備えられていることはもちろん、この道の駅の特徴は、何といっても風蓮湖と隣接しているということです。
手つかずの自然が広がるこの風蓮湖には様々な野鳥を観察することができるのです。
ここにやってくる野鳥としては、道の駅の名前の由来にもなっているオオハクチョウやタンチョウなどがやってくる様子を見ることができるのです。
そのため、道の駅の建物の裏には、風蓮湖を一望できる展望台が設けられています。
また、道の駅の内部からもその様子が観察できるように、湖側が一面ガラス張りになっており、中からも風蓮湖とそこにやってくる野鳥の様子、さらには風蓮湖と海とを隔てている砂州である春国岱(しゅんくにたい)の様子も観察することができるようになっているのです。
館内には、テレビ型の望遠鏡が用意されていたり、双眼鏡が用意されていたりするなど、バードウォッチングには最適な設備が用意されています。
施設内にはほかにもさまざまな施設があります。
レストランのバードパルは、この建物が湖側が一面ガラス張りになっていることもあり、全ての座席から湖の景観を楽しみながら食事ができるように工夫された造りになっています。
個々のおすすめのメニューはやはり豊かな海の幸を使った根室ならではのメニューです。
根室の魚介類はなかなか名前を聞かないかもしれませんが、北海道の中でもその味わいが一段上をいくほどの魚介類がそろっています。
サンマが特産物である根室ならではのサンマを使ったメニューや、カキを使ったメニュー、花咲カニを使った釜めしなど、ここを訪れた人々を楽しませてくれるメニューが盛りだくさんです。
また、根室のご当地メニューである、バターライスの上にとんかつ、デミグラスソースをかけたエスカロップなるメニューもあったりします。
そういった美味しい料理を楽しみながら、目の前には季節によってさまざまな野鳥が行き交う様子を見ることができてしまうのです。
もちろん地元の名産品を販売するコーナーもあります。
ショップバードパルでは、根室の銘菓や道の駅だけでしか買えないオリジナル商品などを取り扱っているショップになります。
一方で、根室の鮮魚類を扱っているのが、隣接するお店、東光 道の駅店です。
こちらでは、根室で水揚げされた魚介類や、水産加工品などを取り扱っています。
根室のお土産類も、この道の駅を訪れればまず間違いないですね。
アクセス
根室駅から国道44号線を南西に15kmほどいったところにあります。
道の駅 スワン44ねむろへ行ってみた
それでは、道の駅 スワン44ねむろへ行ってみましょう。

国道44号線沿いにある道の駅 スワン44ねむろにやってきました。

こちらが道の駅の建物です。
こちらは道路側なのですが、中に入ると目の前はすべてガラス張りになっており、この裏にある風蓮湖の様子を一望できるようになっています。

館内に入ると、この地域で捕まえられたと思われる野生動物のはく製がお出迎えです。
その後ろが一面ガラスになっていて、風蓮湖の様子がよく見えるようになっています。

こちらは鮮魚や水産加工品を取り扱っている東光 道の駅店です。
この手前には、いろいろなお土産を扱っているショップバードパルもあります。

建物のすぐ横を進んでいくと、風蓮湖の展望台にも通じています。

小さい町根室なので、ここに宿泊施設マップが書かれているのは非常に役立ちますね。
しかし、根室市の中心部分はここからまだ15kmほどあります。

この風蓮湖や春国岱だけではなく、納沙布岬などの根室にある根室十景について紹介していました。

根室十景とは、
・風蓮湖
・春国岱(しゅんくにたい)
・温根沼(おんねとう)
・北方原生花園
・納沙布岬
・明治公園
・花咲灯台と車石
・長節湖(ちょうぶしこ)
・落石岬と灯台
・浜松海岸
といった見どころがあります。
根室半島をぐるっと一周するとこれらの見どころを訪れることができるので、チャレンジしてみてもいいのではないでしょうか。

こちらは風蓮湖をはじめとして、このエリアを訪れる野鳥マップも用意されていました。

さらに奥に行くと、風蓮湖を眺めることができる展望台がありました。
いかがだったでしょうか。
風蓮湖畔という非常に静かなところにたたずむこの道の駅。
これから根室市内に入っていこう、というときには、根室の情報を効率よく集めることができる絶妙な立地にあります。
また、自然を求めて旅をする人には、野鳥の観察ポイントであるこの道の駅は、旅の目的地としても魅力的な場所なのではないでしょうか。