987【北海道紀行】北海道の動物園は旭山動物園だけではない『円山動物園』

北海道(Hokkaido)
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北海道で動物園といえば??
おそらくほとんどの人がこの動物園の名前をこたえると思います。
旭川の旭山動物園と。
行動展示という独自の展示方法を前面に押し出した旭山動物園では、国内1~2位を争う動物園となりました。
今では、その自然な環境の中での展示を行っている動物園を、一度は見ておきたいということで訪れる人々もかなり多いことと思います。

では、北海道には他には動物園はないのでしょうか?
実はあるのです。
それも、2000年代初頭までは旭山動物園よりも入場者数が多かった動物園が札幌のあるのです。
それが、札幌の円山公園内にある動物園、円山(まるやま)動物園なのです。
すっかり旭山動物園の陰に隠れてしまっているこの円山動物園なのですが、実はかなりの規模を誇り、ここならではの特徴も持った動物園なのです。

今回はこの北海道は札幌にある円山動物園について紹介していきたいと思います。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 実は札幌からアクセス抜群のところに動物園が!?円山動物園でゆっくりと動物たちを見に行ってみよう。

北海道の札幌の記事です。

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円山動物園

円山(まるやま)動物園は、北海道の札幌市、円山公園内にある動物園です。
この円山動物園が開園したのは戦後間もない1951年のことでした。
ここに動物園が誕生したきっかけとなったのが、1950年に東京の上野動物園から移動動物園を招いたことでした。
数々の動物たちに人びとは夢中になり、札幌市にも動物園をという声が大きくなっていきました。
そんな札幌の市民の声を受け、市も動きます。
その動きは早く、翌年の1951年には全国で10番目の動物園として円山動物園が開園しました。(当初半年間は、札幌市円山児童遊戯施設という名称だったそうです。)
開園時に飼育されていた動物は、ヒグマのつがい、エゾシカ、オオワシの3種の生き物4点のみの展示からスタートしたのだそうです。

そんな円山動物園の転機となったのが1953年のことでした。
この年に、ゾウの花子が来園し、札幌の人々から大歓迎を受けたのでした。
この当時ゾウはなかなか手に入るものではなかったのだそうですが、長野県で行われていた世界動物博覧会から、市費でゾウの花子を購入するに至ったのだそうです。
その8年後には2歳のゾウ、リリーも来園し、2頭のゾウは円山動物園を代表する人気者になったのでした。

こうした経緯もあり、円山動物園の年間入園者数は100万人を達成します。
札幌を代表する施設になった円山動物園では、その後も続々と園内設備を充実させていきます。
熱帯動物観や海獣館、爬虫類館や昆虫館、類人猿館など、飼育する動物の数も段々と増えていきます。
北海道ならではの施設としては、世界の熊館も造られました。
しかし、1979年を最後に、円山動物園の年間入園者数は100万人を超えることはなくなります。

2003年には、行動展示という独自の展示方法で人気が急上昇していた旭川の旭山動物園に入場者数が抜かれてしまい、北海道内でも首位ではない動物園となってしまいます。

良くない出来事は続くもので、円山動物園の人気者だったゾウのリリーが1999年に亡くなります。
若いリリーが先に亡くなってしまったことで残された花子も一時期は元気を失ったりしますが、その後2007年まで生き、推定60歳の天寿を全うします。
ゾウを失ってしまった円山動物園でしたが、再びゾウを円山動物園に呼びたいという市民の声は大きく、2018年にミャンマーからアジアゾウ4頭がやってきて、再びゾウの姿を見ることができる動物園となりました。

その他にも円山動物園にはここならではの特徴があります。
それはホッキョクグマの繁殖です。
人間に飼育された中での繁殖が難しいとされていたホッキョクグマですが、2000年に成功していこう順調に繁殖に成功している貴重な動物園なのです。

アクセス

札幌地下鉄の円山公園駅から、西に600mほどの場所にあります。
徒歩だと20分ほどです。

円山動物園に行ってみた

それでは、円山動物園へ行ってみましょう。

円山公園駅から歩いて20分ほど、坂道を上っていくと円山動物園の入場ゲートが見えてきます。
なかなかきれいな動物園です。

園内は一番奥のホッキョクグマ館に向けて坂道を上っていくような作りになっています。
このあたりは旭山動物園と似ていますね。

実は円山動物園の敷地はかなり広く、上野動物園や旭山動物園の1.5倍ほどの敷地面積を誇ります。

園内はほぼ一直線に回ることができるようになっており、円の最も奥のホッキョクグマ館に向けてまずはまっすぐ歩いていきます。

こちらはオオワシです。
円山動物園で最初から飼育されている種類の生き物ですね。

子ども動物園というエリアです。

羊がいました。
柵らしい柵はなく、目の前で見ることができます。

こちらはモルモットですね。

小さな猿やうさぎなどもいました。

こちらは猿山ですね。
すぐ後ろには展望付のレストハウスがあるので、猿山好きにはたまらないでしょう。

こちらが円山動物園の代表格でもあるゾウです。
ミャンマーからやってきたアジアゾウですね。

こちらはエゾシカです。
これも開園当初からいる種類の動物です。
北海道ならではの動物ですね。

こちらはヒグマです。
ガラス越しだからいいですが、北海道ではこの動物にリアルに遭遇する危険性があるのでシャレになりません。

ホッキョクグマ館にやってきました。
ここにはホッキョクグマだけではなく、アザラシなどもいます。

そして、円山動物園の特徴であるホッキョクグマです。
やはりここは見ている人もダントツで多いエリアでした。

ホッキョクグマ館を見ると再び入場ゲートに向かって歩いていきます。
帰りは爬虫類・両生類館や、アジアゾーン・アフリカゾーンなども見ながら、西側にある西門出口に向かって歩いていきます。

いかがだったでしょうか。
実は驚くほど広い円山動物園。
訪れた日は八月の真夏だったのですが、なかなかにへとへとになりました。
これだけの規模がある動物園。
長く人々に愛され続けるのも納得です。
アクセス面では非常に便利なところにあるため、北海道観光でも札幌を中心にまわるときには、行程に気軽に入れることができる動物園ではないかと思います。