北海道は札幌。
かの有名な大通公園の中にとある高層建築物があります。
近年では、マンションやビルなどの高層化も進み、かつてほど目立つ存在ではなくなってきてはいるものの、今でもなお札幌を代表する名所であることは間違いない場所があるのです。
一見すると、東京タワーのように見えるかもしれないこのタワーですが、東京タワーに比べると半分以下の高さ。
しかし、その役割は東京タワーと同じ電波塔なのです。
そのタワーの名前を、『さっぽろテレビ塔』といいます。
もちろんただ単なる電波塔としてだけではなく、展望台や土産店、レストランなどが入るこのさっぽろテレビ塔は、旅の目的地となる観光名所でもあるのです。
特に冬の雪が積もった大通公園、そしてその背後にそびえたつさっぽろテレビ塔のコントラストは、ここが札幌であることを改めて認識させてくれるシンボル的な建物なのです。
今回はこのさっぽろテレビ塔について紹介していきたいと思います。
というわけで、今回のわきみちは、
札幌の記事です。











さっぽろテレビ塔
さっぽろテレビ塔は、北海道の札幌その中心にある大通公園内にある電波塔であり、主にテレビ放送の電波を送信する目的で利用されています。
現在では周囲にも高層ビルやマンションが多数建てられてきたため、ひと昔前に比べると目立たなくはなってきているところはありますが、今もなお北海道のシンボルの一つの建築物でもあります。
その高さは約147mの高さがあり、東京タワーに比べると半分ほどではありますが、札幌の電波を発信する塔としては十分な役割を担っていたテレビ塔でした。
さっぽろテレビ塔が建てられたのは昭和32年(1957)であり、すでに60年以上の歴史があるタワーとなっています。
当初はNHK札幌局や、札幌テレビ放送が電波塔として利用していましたが、現在はそのほとんどが札幌西部にある手稲山に役割が移され、現在すべてのテレビ送信所は手稲山に集められています。
では、さっぽろテレビ塔の現在の役割はどのようになっているのでしょうか。
現在のさっぽろテレビ塔の役割は、FM放送の中継局やNHKの予備送信所のみが残されています。
つまり、本来のテレビ放送を行うためのテレビ塔という役割はほぼ終焉を迎えているタワーになるのです。
しかし、それでもなお札幌の中心にあって、多くの人々がここを訪れるほどの観光名所になっているタワーなのです。
観光名所でもあるさっぽろテレビ塔。
ただの電波送信施設であったとするならば、ここまで多くの人々が訪れる場所とはなっていないことでしょう。
では、さっぽろテレビ塔内部にはどのような施設があるのでしょうか。
まず、これだけ高さがある建物となるとまずはあれですね。
さっぽろテレビ塔の90m地点にある展望台です。
今でこそ、高さのある建物が周囲にも立ってきていますが、長らくはこのテレビ塔が札幌の様子を上空から眺められるポイントとして存在していました。
今でも多くが訪れるテレビ塔の展望台ですが、毎年冬に行われるさっぽろ雪まつりのようすを上から眺められるとあって、この期間中の展望台には長蛇の列ができるのだそうです。
それ以外には、土産物店やレストランなども入っており、地下からはさっぽろ地下街とも接続するような作りになっています。
また、かつてこのさっぽろテレビ塔にあった設備としては、プラネタリウムや映画館といった施設も入っていたようですが、現在はどちらも営業されていません。
かつては観光客の実ならず、地元市民の人々までもが娯楽を求めてここにやってくるかのような場所だったのですね。
アクセス
札幌地下鉄の大通り駅を上がってすぐのところにあります。
さっぽろテレビ塔に行ってみた
それでは、さっぽろテレビ塔へ行ってみましょう。

これだけ札幌のシンボルとしても名高いテレビ塔なので、ぜひ入ってみたい・・・と思ったのですが、今回は外から撮った外観だけです。
さっぽろテレビ塔を思い出すと真っ先に思い出すのが、当の高さの中間部分あたりにある巨大な電光時計ではないでしょうか。
元々は松下電器産業によってタワーの竣工から数年後に寄贈されたものでしたが、現在その社名がPanasonicに変わったことから、この電光時計の部分もPanasonicに変更されています。
また、時代の流れと共に発光方法も変わり、現在はLED製の時計となっているようです。
次回は、さっぽろテレビ塔の内部までお伝えできるといいですね。
いかがだったでしょうか。
札幌のシンボルの一つであるさっぽろテレビ塔。
今ではレトロな建物の一つにも見られがちなこの場所ですが、長らく札幌の人々から愛され続けてきた風格すら漂うようになってきているのではないでしょうか。
札幌に行ったら非常にアクセス良好なさっぽろテレビ塔。
令和の今だからこそ、一度訪れてみてはいかがでしょうか。