997【北海道紀行】根室にある回転寿司店。しかし、根室の回転寿司は、ただの回転ずしではないのです『祭囃子(まつりばやし)』

北海道(Hokkaido)
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北海道といえば新鮮な魚介類。
道東の根室も非常に新鮮な魚介類が味わえるほどの町なのです。
そんな魚介類を味わいたいのであれば、新鮮な食材を提供してくれる居酒屋や料理屋、そして寿司屋ですね。

今回紹介しているのはそんな根室にある寿司屋です。
しかしこの寿司や、回転寿司店です。

なーんだ、回転ずしか・・・、と思うかもしれませんが、根室の回転ずしを侮ってはいけません。
その回転寿司店は、祭囃子(まつりばやし)と言います。
根室のイオンの中にあるこの回転寿司店。

なーんだ。
ショッピングセンターの中にある回転寿司店か・・・。
とも思うかもしれませんが、そこも侮ってはいけません。

この回転寿司店。
根室にある回転寿司店だけあって、大手チェーン店の回転寿司店とは一味も二味も違うお店となっているのです。
新鮮で美味な魚介類が満載の町にあえて進出している回転寿司。
逆に気になってきませんか??

今回はこの、根室にある回転寿司店、祭囃子について紹介していきたいと思います。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • え?根室に回転寿司??そこはご心配なく。祭囃子は根室の素晴らしい味を
  • 味わえる回転寿司なのです。

これまでの根室の記事です。

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祭囃子(まつりばやし)

低価格で気軽に入りやすく、システム化されているために非常に回転率速く利用することができるのが、大手チェーンが展開する回転寿司店ですね。
まあ、値段が値段ということもあるので、そこまで多くのことは望めないのですが、価格と新しい驚きを提供してくれるために絶え間ない企業努力が積み重ねられているのはよくわかりますね。
しかし、何か特別な時に寿司を食べに行こうか、というときであれば
「回転寿司に行こう!」となると、少しがっかりしてしまうかもしれません。

しかし、同じ回転寿司でも、北海道ローカルの回転寿司は一味違うのです。
あまり本州では見かけない回転寿司店がちらほら見られる北海道。
今回紹介しているのは、そんな中でも道東の根室で展開している有名な回転寿司店、祭囃子(まつりばやし)です。

根室のイオンの中に展開しているこの祭囃子ですが、イメージでは
「ただの回転寿司でしょ??」
となるかもしれませんが、侮ってはいけないお店です。
新鮮な魚介類で溢れる根室の町に進出する回転寿司だけあって、そこで扱われているネタは、素晴らしいものを取り扱っているのです。
そして、イオンという一般的なスーパーに出店していることもあるので、お値段も比較的お手ごろ。
新鮮で味わい深いネタを、比較的安価な値段で食べることができる回転寿司店。
これは、根室に訪れたときに、根室の味を堪能する選択肢の一つとなるのではないでしょうか。

店内に入ってみると、少し狭いかなあと思う店内。
夕食時になると、かなり込み合いそうです。
回転寿司なので、中央に回転レールはあるのですが、ほとんど寿司は回っていません。
その代わりに中央に職人さんがいるので、基本は各テーブルやカウンターで、注文票に欲しい寿司を書いて、職人さんに渡します。
出来上がった寿司も手渡ししてくれるので、あまり回転レールは意味がありませんw

寿司の値段も非常にお手ごろなのですが、お手ごろ価格に見合わないほどの新鮮で美味なネタを食べることができます。

一皿の価格は、
128円
165円
189円
258円
298円
348円
458円
516円
586円
※全て税抜き
と、ネタによって値段が異なっています。
しかし、ほとんどのネタは128円皿、165円皿で食べることができるので、これだけでもリーズナブルなことがわかるのではないでしょうか。

値段の高いネタでも、
ぼたんえび(586円)
生うに(516円)
焼ほたて(458円)
これらのネタでこの価格なのであれば、非常にお買い得なのではないでしょうか。

さらには魚介類の宝庫である根室ならではのネタとなると、生サンマではないでしょうか。
サンマで有名な漁港である根室ならではの生サンマ。
傷みやすい魚であるサンマを、とれたて生で味わえるのは根室ならではでしょう。
そのサンマを、生のまま握りにしたり、押しずしにしたり、つみれ汁にしたりと、他では味わえないサンマレパートリーは素晴らしいの一言です。

さらには花咲ガニやエビの豊富なレパートリーも素晴らしいの一言。
ここを、ただの回転寿司だから、といってスルーしてしまうのはあまりにもおしいですね。

アクセス

根室駅から1km北。根室にあるイオンの1階にあります。
イオンからも、外からもどちらからでも祭囃子の店内には入ることができます。

祭囃子(まつりばやし)へ行ってみた

それでは、祭囃子(まつりばやし)へ行ってみましょう。

こちらが祭囃子の外観です。
イオンのすぐ横にあります。
イオン店内に入らなくても、外に直接出入り口があります。
時間帯は18時台でしたが、この時間帯はまだすいていました。

注文は、注文票に書いて職人さんに手渡しします。
祭囃子に来たからにはやはりサンマは味わっておきたいですよね。
それ以外にも青魚の味わいは素晴らしいものがありました。

寿司以外にも汁物やデザートも豊富なのが回転寿司ならではです。
お手ごろ価格でこれだけの味が味わえるのは根室ならではですね。

いかがだったでしょうか。
やはり何でも本場というのは素晴らしいお店があるものです。
しかもその素晴らしい食材を、お手ごろな価格で堪能できるというのは、なによりですよね。
色々な場所を旅して、その地の素晴らしいものを安く堪能できる。
食を目指して旅をする人だけが堪能できる旅の楽しみ方ですよね。