ヨーロッパの西の端、イベリア半島。
ここには2つの大国があります。
それがスペインとポルトガルですね。
首都間だけで見ると約400kmほどしか離れていないこの2か国。
しかし、これだけの距離でしかないにも関わらず、この2つの国の言語は異なります。
それがスペイン語とポルトガル語ですよね。
400kmほどしか離れていないのであれば、日本国内であれば同じ日本語圏ですよね。
違いがあるとしても方言レベルなのではないかと思います。
では実際、これだけの場所的な近さであるスペイン語とポルトガル語には何らかの関係があるのでしょうか?
スペイン語とポルトガル語って、方言レベルの違いしかない言葉だから。
というのを聞いたことがあるでしょうか?
実際本当にそうなのでしょうか?
スペイン語といえば、実はスペインだけではなく北中米、南米の西海岸など全世界の話者が5億人いる言葉。
そして、ポルトガル語も南米の東半分とアフリカの一部で全世界で2.5億人も話者がいる言葉。
この2つの言語だけで7.5億人ととてつもない話者の数を誇る、言語の中でも非常にプレゼンスを示す言葉なのです。
そんな、世界でも主要な位置にある言語なのに、その2つの違いについてよく知らない・・・、ってもったいないですよね。
なので、今回はこのスペイン語とポルトガル語の違いについて調べてみることにしました。
(※スペイン語とポルトガル語学習の内容ではありませんのでスペイン語とポルトガル語について勉強を始めるきっかけ程度の意識で読んでいただければと思います。)
というわけで、今回のわきみちは、
スペイン語とポルトガル語

スペイン語とはその名の通りスペインの公用語として使われている言語です。
しかし、このスペイン語が使用されている範囲は非常に多く、かつてスペインが植民地化して侵出していった多くの国や地域で使用されています。
現在スペイン語話者が多いのは、アメリカやメキシコ、中央アメリカやカリブ海の国々。
南アメリカの西海岸沿いの国々とアフリカの一部。
公用語として使用されている国々を合計すると21か国で公用語となっている言語です。
その話者数の総数は5億人近くと、国連でも世界の公用語として定められている言語の一つです。


次にポルトガル語です。
ポルトガル語は、その名の通りポルトガルの公用語として使われている言語です。
このポルトガル語も使用されているのがポルトガルだけに限定されるのではなく、南米のブラジルとアフリカの6か国では公用語として話されています。
その話者の総数は全世界で2.5億人言うrとされており、世界でも話者数の数がかなり上位に入る言語です。

この2つの言語をもつ国を抱えるイベリア半島。
実際、スペインとポルトガルの首都間だけで考えると直線距離で400kmほどしか離れていません。
しかし、それだけの近さであるにもかかわらず、世界的に存在感を示す言語を2つも有しているのです。
この程度の距離であれば、日本国内であるとすれば同じ日本語でも方言レベルの違いでしかないですよね。
「スペイン語とポルトガル語の違いって、方言レベルだから。」というのを聞いたことはありませんか?
これはよく聞くことではないかと思います。
しかし、実際この2つの言語の違いってどうなのでしょうか?
スペイン語とポルトガル語の共通点と違い
スペイン語とポルトガル語という2つの言語なのですが、どちらもインド・ヨーロッパ語族イタリック語派に属している言葉です。
そのため、イタリア語とも非常に似ている言葉であるため、スペイン語やポルトガル語ができればイタリア語も比較的習得しやすい言語であるといわれています。
そんなスペイン語とポルトガル語ですが、同じ単語がかなりたくさん存在しているそうです。
こういった共通点があるので、スペイン語話者とポルトガル話者が意思疎通を撮ることは非常に容易に行うことができるそうです。
それこそ、方言レベルの問題なのだそうです。
ではこの2つの言語の違いには次のようなものがあります。
まずは、母音と子音の違いがあると言ことです。
さらには、共通の単語がたくさんあるというのがある反面、同じ単語であっても発音の違いがあります。
なぜそうなってしまうのかというと、
また、この2つの言語で使われる人称は違います。
なんとなく似たものもあるのですが、全く異なる丹後になるのもあったりするので、少し混乱しそうですね。
今までに、さかさまの?である¿が使われている言葉を見たことがあるでしょうか?
実はこの¿を使っているのはスペイン語であり、疑問文の前後に¿~?と使います。
しかし、ポルトガル語ではこのような使い方はせず、文末に?を使うだけです。
いかがだったでしょうか。
こうやって見てみると、スペイン語かポルトガル語のどちらかを身につけると、どちらも手が出しやすそうですよね。
さらには、そこからイタリア語にも、と手を伸ばすことができそうなので、やってみる価値は非常に高そうです。
世界的にもとてつもなく多くの人々に使われているこれらの言語を習得できれば、それだけでも多くの国々で役立ちそうです。